意思疎通の失敗が招く悲劇:納品トラブルの原因と対策

from: 藤村 紀和

 

依頼を受けて、コンテンツマーケティング用の記事を作成していました。

 

記事数は64記事、1記事に2千~3千字程度。

先日、ようやく完了が見えてきたところでした。

 

 

しかし悲劇が起きてしまいました。

 

 

 

ちなみに記事の書き方は、
マンダラチャートってご存知ですか?
(もしご存知なければ調べて見てください)

 

テーマを決めて、それを中心に据え、
関連するジャンルを8つ出していき
それぞれにまつわる記事タイトルを出していく。

 

この8ジャンルを依頼者と一緒に作りました。

 

 

まずはExcelを使って
(本来の使い方ではないですが)
お互いで埋めていく作業です。

 

 

先方からも

ホームページにマンダラチャートを作りますので
見てください

と来ました。

 

 

何度かやり取りして、重複も無いか確認しながら
完成版を共有し、これを元に記事を書き始めました。

 

 

一つ書けたらメールで納品してきたのですが、
返信はほとんどありませんでした。

 

 

ごく稀れに返信があったときには

返信できないでいますが、内容はしっかり見ています

と書かれるので、まぁ大丈夫かとそのまま書き進めていました。

 

 

ただホームページを見て記事が出てるか見るものの、
記事が載っていないんですね。

 

 

「多忙で記事載せる時間が無いのかな」
(※因みにこの方は個人事業主です)
「全部出来てから一気にアップするのかな」

 

そう思いつつも、作成優先と思いひたすら書いていきます。

 

 

で、完了の目途が立ったときに
請求と支払いのメールをしたんですね。

 

完了予定がいついつなので、
締切いついつまでの請求書を発行してまいります、と。

 

 

で、そこで悲劇が発覚するんですね。

 

 

基準としていたマンダラチャートのお題が、
ホームページと異なっていたんです。

 

正しくは8ジャンルに変更はありませんでしたが、
その配下のお題が違っていました。

しかもお題10個も、当初と異なっている。

 

 

先方さん曰く、

他に重複があったり、もっと相応しいお題があって変更したんです。

藤村さんには『ホームページ見てください』と言ってあったので、見てくれていると思って…

 

という内容をメールで受信。

 

あちゃーーー

 

仕事の悲劇の大半って、
決め事の齟齬や認識の相違が原因だと思うんですね。

 

 

今回であれば、

当初合意したマンダラチャートに沿い書き始めた、

ただ書いていくうちに重複が見つかったり
題名がジャンルと合わないモノも出てきた。

 

 

書く側(私)は『書く側の申し出で都度変更』
依頼側は『都度HPに反映している』

その際の解決方法が未定義だったこと、
それぞれで動いて齟齬が潜在化したことが、悲劇の始まりでした。

 

 

 

絶えず連絡を取り合うこと・やり取りすることは大事ですね。

故に、意思疎通できない相手とは仕事しない方がいいんだなぁと思いました。

 

 

今回は大変できたお相手だったのにも救われまして、

 

連絡の沙汰無しへのお詫びと、
変更があった10記事を倍額の費用で追加依頼をくださいました(お詫び料込みとの事もあり)。

 

 

仕事をする際には、
何かしらのイレギュラーは必ず発生するものと心得て、
その際にちゃんと話し合える相手かどうかを見ないと…です。

 

 

そして仕事にゲートを設けて、双方合意のもと次へ進む仕組みも必要だなぁと思った次第でした。依頼主が割りと近しい相手だったので、そこ端折ってしまったんです。

 

仕事はシビアなものです。
納品条件はかっちり基準を設けておこうという、自戒の記事でした。

 

「稼ぐ」スキルを身につけるJMWAオンラインスクール