from: 藤村 紀和
先日嫁さんが凹んで帰ってきました。
なんでも仕事で、担当している作業が上手くいかず、
教えて貰っているものの要領を掴めないでいるとのこと。
(福祉施設で障碍者支援をしている)
確かに人相手の仕事ですから、
イレギュラーなことも多く臨機応変が苦手な人は大変です。
そうした悩み事を聴き始めた当初は
「うん、うん」と聴いていたのですが、
「それならこうした方が良くないか?」
と気付けばアドバイスをしてました。
するとそう言った瞬間に
「いや、そんなこと求めていない」
と一蹴されてしまう始末です。
もしかしたら、あなたにもこんな経験があるかもしれませんね。
■思い込みは相手をミスリードさせる
ではどうすれば良かったかといえば?
はい、『男性脳・女性脳』ってやつです。
男性と女性ではそもそも脳の構造や機能が全然違う、というもの。
男性脳:論理的。最善策や結論を求める
女性脳:感情的。プロセス重視し共感を求める
こんな特徴があります。
自分は話を聴いていて、
「辛そうだから少しでも良い状況になれば」と思い、背景と解決策を考えながら聴いていました。
でもそうじゃなくて、
「話を聴いて欲しかったのか」
「理解を示して欲しかったのか」
と改めて思った次第です。
なので自分の思い込みがあるまま会話を進めると
相手をミスリードしてしまうんだな…
と改めて気付かされました。
これってライティングもそうですよね。
読み手とかクライアント相手に、
「こうしたい・こうして欲しいと思っている」
と自分のなかに思い込みや偏見があると、
相手の話を全部理解しないまま
(不要な)アドバイスしたり情報を提供したり
本人が求めている事とズレたことをしてしまいます。
なので、
「理解してから、理解される。」
という順番を守りたいものですね。
何かを伝える、伝えたいと思うときこそ
まずは相手を理解することから始めること。
まさに良い教訓でした。
だからリサーチに傾聴力や質問力が求められるんですね。
とは言え答えありきで帳尻を合わせるリサーチや傾聴にならないように。
これでは思い込みを正当化したいだけになっちゃいますからね。