「できない」という選択肢をなくす

From:昌子 幹

「セールスライターになって
仕事を取れるイメージが湧かない」

先日のライター養成講座の
レビュー会でのこと。

ある参加者からそんな相談が
ありました。

理事メンバーからいろいろ
アドバイスをしましたが、

その後もずっと気になって
「自分はどうだったかな」と
ふと考えてみました。

結論から言うと
最初の1、2年くらいは
僕もそうだったかな、、、

僕が本格的にコピーの
勉強をし始めたのは
2011年にダイレクト出版の
パートナー養成講座という
プログラムに参加してからです。

が、いきなりそれに
参加したわけではなく、
それまでの1、2年くらいは
結構、迷走してました。

「コピーライターになりたい」
と思い始めてからは
いろいろ本を買ったり
教材を買ったり
セミナーに参加してみたりしました。

でも、だからといって
実際にレターを書くこともなければ
お客さんを探すこともなかったんですね。

なぜなら、
「本当に自分にできるのか?」
という疑いがずっとあったからです。

僕の場合、もうひとつ言うと
失敗して笑われるのが怖かった
というのもあります。

なので、自分にできそうなこと
ばかりを選んでやってました。

要は、「なりたい」
「でもなれないかも」
という2つの間をずっと
行ったり来たりしてたわけです。

そんな状態だったのが
なぜ変わったのか?
というと、、、

ひとつは東日本大震災のショックです。
「あれで人生が変わった」
という人は少なくないと思いますが
僕も少なからず人生観が変わりました。

もうひとつは、、、

これはちょっとここでは言えないのですが、
個人的に人生最大級のショックがありました。

このダブルショックが
どう作用したかわかりませんが、
ある時からこう考えるようになりました。

「できるできないではない。
やるしかないんだ」と。

その結果、当時の僕には
ありえない金額をはたいて
ダイレクトの講座に参加。

自分を追い込めるだけ追い込んで
「絶対にコピーライターになる」
という一心だけでやってきました。

当時は会社員でしたが、
会社の仕事以外はすべて
とは言わないまでも

それに限りなく近い感じで
コピーのインプットや
アウトプットに費やしました。

ここだけの話、仕事の時間に
やってたこともあります^^;
(良い子は真似しないでね)

ただ、じゃあその頃に
コピーライターになった
自分がイメージできて
いたかというと、

そうでもなかった気がします。

ただ、
「ダメだったらどうしよう」
ということは考えなくなりました。

そして、これは
コピーに限ったことでも
ないかなと思います。

振り返ってみて
自分が大きく変わったなと思う時は
いつもそんな感じです。

はじめて行った海外出張で
いきなり一人でお客さんのところに
行くことになった時、

数億円の売上がかかった
交渉に臨んだ時、

コピーライティングの講師として
初めてセミナーをした時、

それが意図的かどうかは別として
できるできないではないではなく、
やるしかない状況に
追い込まれていました。

そして、後で振り返ってみると
それが成功と言えるかどうかはともかく
案外できてたりするものです。

これが、今回の相談の
答えになるかどうかは
わかりませんし、

そもそも今回相談された方は
昔の僕よりずっと行動されています。

決して安くはない講座に申し込み、
毎回毎回課題を提出し、
そして着実にレベルアップされています。

ただ、もし何かで
ブレーキがかかっているとしたら、
そのブレーキを外すための
ひとつの参考にでもなれば嬉しいです。

それでは、また。

あ、、、

「自分を追い込むために会社辞めました」
なんて人がたまにいますが、
それはまた違う話ですからね。

念のため。

 

昌子 幹

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