知識の「立体化」で、理解を大きく深める

From:吉田知也

今日は学習論的な話です。

 

ビジネス書や自己啓発書を
たくさん読んでいると、
「あ、それ他の本でも見た」
という内容が
とてもよく出てきます。
 

たとえば

自己啓発書なら
「達成したい目標や
 ゴールを決めよう」とか。

「先に自分から
 価値を提供しよう」とかね。

 

同じように、講座や教材でも
「それ、他の教材でも見た」
ということは多くあります。
 

セールスライティングなら
ペルソナの話は
非常にいろんなところで見かけます。
基本中の基本ですよね。

 

ぼくは講師もやっているのですが
たとえばペルソナなどのような
ポピュラーな用語の解説を
しようとした時、急に
「あ、それ知ってる」という感じで
話に興味がなくなってしまう
受講者さんが、中にはいます。

 

ここで、
「あ、それ知ってるからいいや」
で済ませてしまう人は成長しません。

めちゃくちゃもったいないです。
 

確かに、
セールスライティングやマーケティングを
解説する本や教材のほとんどで
ペルソナの重要性が書かれています。

でも、それぞれの
切り口は違っています。
 

この協会の理事の中でも
ペルソナに対する細かい認識には
それぞれ違いがあるはずです。

それは、全員がそれぞれ
違う案件や違うメディアで
成果を出してきたから
切り口や見え方が違っているのです。
 

ここが、すごく大事です。

 

同じ基本的な原理でも、
違う角度から切り取ることで
その原理が立体的に
浮かび上がってきます。
 

同じ方向から平面的に
眺めるだけではなく、
さまざまな角度から眺めて
立体的に観察することで
その原理のディテールが
理解しやすくなるのです。
 

絵画のように
正面だけから見るのではなく、
彫刻のように、斜めから見たり
後ろに回り込んだりすることで
正面からでは見えなかった
面白い部分が見つかったりします。

 

「ペルソナの話は
 一度聞いたことがある」
で止まってしまうと
この「知識の立体化」を
することができません。

ものごとを深く理解するためには
この「知識の立体化」が
とても大事だと考えています。

 

セールスライティングの
勉強に限らない話ですが、
 

「その話は聞いたことがある」

ではなく、

「この人はどんな切り口で
 解説するんだろう」

というところに注意して
話を聞くことで、
理解の度合いが大きく変わります。
ぜひ注意してみてください。

 

「知っている」で
止まってしまうの、
もったいないですよ。

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