from: 藤村 紀和
先日、ある企業向けの催しに参加したときのこと。
運営側で自分は参加してましてね、
前日にリハーサルをやっていました。
司会者がスクリーンにPowerPointを映したとき、
別の人が『なんだか見づらいな』と言ったんです。
確かにスクリーンいっぱいに映写されておらず、
左右にだけ隙間があります。
遠くの席からも見える様にするためにも
画面いっぱいに映写して字も大きくしたいですよね。
そこで気付きましたよ。
あぁ、これ、スライドサイズがA4印刷設定だ。
さらに、画角も昔ながらの4:3。
オンラインが当たり前になった今、
ほとんどのモニターやプロジェクターの標準比率は16:9です。
にもかかわらず、昔のフォーマットのままでは
本来伝わるべき情報が小さくなり視認性が悪化してしまう。
これは見る側にとって親切ではないですよね。
このケースはPowerPointの映写サイズだったのですが、
セールスライティングにもそういう事ってあるんじゃないか?
そう感じたんです。
時代にあったセールスライティングって、何でしょうね?
かつてのセールスライティングの王道って、
長文のレター形式じゃないかと挙げられます。
でも今の読者はSNSやショート動画に慣れてます。
そして情報を素早く処理することに慣れています。
だから昔ながらの長文だけではなかなか読んで貰いにくい。
そうなると工夫が求められますね。
例えば、
短い段落・箇条書き・画像を活用して、
・視覚的にメリハリをつける
・スマートフォンで読みやすいようにする
そして動画や音声の活用は必須でしょうね。
伝え方の幅を広げる工夫です。
当然最初の3秒で惹きつけるヘッドラインとか
ブログならSEOを意識した構成も従来通り必要ですよね。
時代の変化に気づかず従来の方法に固執してしまうと、
気づかないうちに「読まれない」コピーになってしまいます。
そう、4:3のPowerPointがスクリーンに映写され
読みづらく、読まれず、伝えたい内容が十分に伝わらないまま終わってしまうように、です。
何しろテクノロジーが進化してるんですから、
今の時代に合った伝え方を考え続けることも
変化に適用できるライターなのかな、と思います。
生き残っていかないと…ですもんね。
あなたのライティングは、時代の流れに適応できていますか?
人の心理という時代を経ても変わらないものもありますが、
そのなかでも常に変化を意識しながら最適な形で価値を届ける。
そんなライターであり続けたいものですね。