セールスライターが抱える大きな矛盾点について

from 成澤将士

僕らの仕事のメインは、セールスライティングを通じてクライアントの売り上げにレバレッジを効かせることだよね?

例えば、これまで営業マンが一軒ずつ飛び込み「足」で稼いでいたものを、セールスレターを使って一気にその何倍、何十倍、何百倍も見込み客を集めるとかね。

 

今や誰もが利用するインターネットショッピングなんかもそうだよね。

実店舗だけの売り上げよりも、ネット販売も取り入れた方が圧倒的にデカイ。

朝起きたら日本中、または世界中から注文が入っているなんてこともよくある話。

 

実際、僕のクライアントに地方の小さいお米屋さんがいるけど、彼はネット販売に力を入れて、ここ6年ほど毎年前年比で売り上げを150%以上伸ばし続けている。

ちなみに今年の秋の新米の予約は販売予定量が6月で埋まったらしいから、ネットの力を使いこなすと本当に凄まじい。

 

まあ、こんな感じでクライアントのビジネスにレバレッジを効かせるのが僕らの役目なんだけど、ここにある大きな矛盾点がある。

 

それは何かというと、「僕らの仕事にレバレッジが効かない」ということ。

 

つまり簡単に言ってしまうと、僕らは「書かないと売り上げにならない」という問題点を抱えている。

書ける分量=収入になるんだよね。

 

そんなの当たり前じゃん。って思うかもしれないけど、これってかなり深刻な問題なんだよね。

 

実際問題、書くのって結構時間がかかるし、クライアントの都合とかもあって予定通りに納品が完了することの方が珍しかったりする。

 

んで、書いている間はクライアント獲得活動ができないから次の収入が不安定になる。

 

そして案件獲得のための打ち合わせや提案書を作っている間は、書けないからお金にならない。

 

特に一人でやっている人は、このジレンマは強烈になってくる。

 

例えるならば「足の届かない自転車」、もっと言ってしまえば「泳ぎながらじゃないと呼吸できないカツオ」。止まることは転倒や死を意味する。

 

「あなたが寝ている間もセールスレターがあなたの代わりに稼いでくれます」って言ってる僕らが、その真逆の環境ってのは笑えない話だけど、実際これは結構多いし、実に多くのセールスライターがぶち当たる壁でもある。

 

もしあなたが、サラリーマン以上に稼ぎたいとか、収入を変えずに働く時間を減らしたいとか、自由なライフスタイルとか、そういった望みがあってこの道を目指しているのなら、「書くスピード」も重要だけど、いかに「書かずに稼ぐか」も考えなきゃいけない。

 

「旅先のプールサイドでノートパソコンでちょっと仕事」なんて憧れるかもしれないけど、それは逆に言えば「その時間も仕事をしなきゃいけない追われてる状況」ってこと。

経験者の僕が言うんだから間違いない(笑)

理想は「旅先にはパソコンを持って行かない状況」を作ること。

 

解決策はセールスプロセスの構築かもしれないし、仲間を作ることかもしれないし、ライティングの効率化かもしれないし、報酬の見直しかもしれないし、ライティングで培ったスキルや知識の複式化かもしれないし、他の別な方法かもしれない。

とにかく、方法はどうあれ、ある程度進んでくるとこの壁には必ずぶち当たるので、あなたならどうやってこの壁を乗り越えるのか、今のうちから考えておいた方が良いと思う。

走り出してからだと軌道修正するのが本当に大変だから。

 

じゃないと、今の僕のように6件くらいの案件の同時進行で毎週締め切りに追われるなんてアホな状況になっちゃうよ(苦笑)

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