書くことに固執してない?

from 成澤将士

ちょっと前にネットニュースで「折り紙を文章説明だけで折れるか?」って記事があった。

それはオンラインのワークショップだったんだけど、講師の人が折り紙の手順(何ができるかは言わない)を文章のみで説明して、参加者はそれに従って折っていき、ちゃんと狙い通りのものが完成させられるか?というもの。

ちなみにほとんどの人は、出来上がったものは全く違うものか、謎のゴミができあがるらしい(笑)

 

面白い試みする人いるなぁって読んでたんだけど、これは僕らライターにも無関係な話ではない。

というのも、僕らは「ライター」だから、とりあえず何でも文章で何とかしようとしがち。

特に何かを説明する時なんかそうだよね。

 

いくら頑張って書いても、折り紙と同じように正しく理解されるとは限らないし、何より説明が長くなればなるほど離脱が起きて読まれなくなる。

 

んじゃどうすりゃ良いのさ?

って話なんだけど、そういう時こそ上手く図や画像や動画を使うべき。

 

実際、文字と比較して画像は7倍、動画はなんと5,000倍もの情報伝達力があるといわれている。

あるアメリカの研究結果によると、「1分間の動画から伝わる情報量は、文字に換算すると180万語、Webページに換算すると約3,600ページ分になる」というから、ビックリだよね。

 

こういう話をすると、「んじゃ動画がマストじゃん、ライターいらないやん」って思われるかもだけど、そうでもないんだよね。

だってあなたがこれを読んでいるように、文章にも良さがあるし、文章の方が明確に伝わる事もあるしね。

 

それに僕らの仕事は、文章を作るだけじゃない。

 

例えばサイトのどこにどういう画像を入れるのかとか、動画を使うならどんなシナリオで作るべきかとか、どのタイミングで顧客にどんなアプローチをすべきかとか、プロモーション全体の構成やシナリオを考える、プロデューサー的な側面やコンサルタントの役割も担うことが多い。

 

つまり、ライティングのために学んだ知識や磨いたスキルは、色々応用が利くってコト。

そして、そういったことができるライターは、とても重宝されるから依頼も続くし、もちろん報酬だって上がっていく。

 

だから、ライターだからって無理に文章に固執する必要はなかったりする。

僕らとクライアントにとって重要なのは「そのプロジェクトが成功するか?」ってことだから、そのために適切なものをバランス良く使いこなすスタンスが正解だと思うんだよね。

大事なのは、「学んだものをどう使うか?」って視点なんじゃないかな。

 

ってことで、今週もお互い頑張りましょう!

 

PS、折り紙は僕もやってみたけど、それは見事なゴミができたよ(笑)

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