from: 藤村 紀和
つい先日、誕生日を迎えました。
一年に一度の特別な日なので、
家族や友人、お世話になっている方々に感謝しながら過ごしていました。
なんかくれ!なんて冗談も交えつつ、実際に贈ってくれた友人には感謝しかありません。
そんな中、何年も投稿していないSNSのDMが届いていたんです。
送り主は一度も会ったことがなくSNS上でも殆どやり取りしたことがない人。
そしてメッセージの内容は「おめでとうございます!」
しかも今年だけでなく、毎年なんですよね。
「関係性が薄いのに、なぜ送ってくるんだろう?」
と正直疑問に思いました。
しかし、セールスライターとしての視点で考えてみると、
「なぜ、受け取った側は違和感を感じるのか?」
この疑問の方が重要に思えたんです。
なぜなら、この違和感はセールスライティングにも関係する「消費者心理」に通じるからです。
今回はお祝いのメッセージだったですが、
あなたもこんなウザいメッセージ受け取ったことありませんか?
DMで届く、迷惑に感じるメッセージには共通点があります。
1. いきなり売り込みが来る
例:「あなたにピッタリの商品があります!」
→ 「いや、あんた誰?」となる。
2. 相手のことを知らないのに親しげに接する
例:「お久しぶりです!最近どうですか?」
→ 「お久しぶりって、そもそも話したことあったっけ?」
3. 相手の興味やニーズを無視する
例:「これ、今すぐ必要ですよ!」
→ 「必要かどうかはこっちが決める。」
4. テンプレ感満載
例:「このメッセージはあなたのビジネスをより良くするため送っています!」→ 「いや、これコピペでしょ」
5. 一方的に情報を押し付ける
例:「とにかくすごいんです!試してください!」
→ 「なんで俺が?」
テンプレメッセージって、本当に多いですよね。
「○○さん(私の名前)」すら入っていないものもある。
そういうメッセージには返信しません。
なぜなら、「私に向けて送っているのではない」のが明らかだからです。
でもテンプレだってお互い理解している相手なら
ちゃんと見ますよね。
そこに興味を持たれるためのセールスライティング的工夫を入れたいところです。
過去にセミナー集客や勉強会の主催をしていたとき、
「どうすれば相手が“行ってもいいな”と思える文章になるか」
「関係性を絶えず繋ぐため相手のことを聴く意識」
これを常に考えていました。
その結果、講師を呼んで費用もかかる勉強会を、
月1回・5年間も継続できたんです。
では、関係性が薄くても「興味を持たれる」ために、どんな工夫が必要なのか?
✅ 1. 相手の興味をリサーチする
→ SNSの投稿を見て、相手の関心ごとを把握する。
✅ 2. まずは信頼を築く
→ いきなり売り込まず、役立つ情報をシェアする。
✅ 3. 相手に関係のある話題を振る、問いかける
→ 相手が「それ、知りたい!」と思う情報を発信する。
リアクションを期待せず、でもリアクションしたくなるような内容を考えることが大事です。
セールスライティングは“相手の目線”が全てです。
関係性が薄いのに「興味を持たれる」には、
相手の目線に立つことが必須。
誕生日メッセージの話も同じです。
接点のない人からの祝福は「誰?」と違和感を生みがち。
でも、たとえば「共通の趣味を持つ人からのメッセージ」だったら、感じ方は変わるかもしれません。
セールスライティングもまったく同じ。
あなたはいきなり売り込むなんてしないと思いますが、
「相手を知る」ことから始めれば、
「売り込みがウザがられる人」ではなく、
「自然に興味を持たれる人」になれるはずです。
なので「良い関係性って何かな」
これをベースに取り組んでいきたいですね。