閉じ込められました(泣

From:昌子 幹

先週の金曜日のこと。

夜10時頃、オフィスで一人仕事をしていると
機械的な音声がドアの外から聞こえてきました。

「警備を開始します」

「え??」

と思う間もなくドアに
ロックがかかる音がしました。

慌ててドアに駆け寄り
開けようとしたのですが
びくともしません。

「閉じ込められた…」
とようやく気づいたのはその時です。

とはいえ、どうしていいかわかりません。

何か解除の方法がないか
部屋中を探してみましたが
施錠する方法は書いてあっても
内側から解除する方法は載っていません。

携帯から管理会社に電話するも誰も出ず。

ちょっと想像してみて欲しいのですが、
真夜中に一人ビルの一室に
閉じ込められるのって
まあまあの恐怖ですよ。

しかも、僕はその時ちょうど
トイレに行きたかったのです。

「このまま誰も来なかったら、、、
ここでするしかないのか?」

恐怖と焦りの両方で
こめかみにじわりと
汗が浮かぶのを感じました。

その時です。

「ガチャリ」

ドアが開き、警備服に身を包んだ
いかにも頼もしそうな人物が
顔を覗かせました。

「大丈夫ですか?」

セキュリティが異常を感知し
警備会社に通報したのです。

「助かった。。」

僕はその場に膝から崩れ落ちました。

「そもそも最初から警備会社に
電話すればよかったのでは?」

という、ごもっともな指摘はさておき、
今日の本題はここからです(!)

翌日、オフィスの管理会社から
LINEで連絡があり
昨夜何が起こったのか聞かれたので
ありのままに答えました。

「わかりました。今後注意するよう
社内で共有しておきますね!」

ちょっと待てーーー!!

そもそも何で中に人がいるのに
ドアがロックされたのか?

誰かが中を確認せずにロックしたのか?
それともセキュリティの異常なのか?

その原因がわからずに
注意だけしても意味がないやろ!
ってか、何について注意するんだ?

という趣旨の内容を
丁寧な言葉遣いで伝えたところ
こんな答えが返ってきました。

「セキュリティの異常ではないと
思います。

誰かが間違ってロックしたものと
思われます。

閉じ込めはあってはならないことです。

ですが、仮にそうなっても
警備会社に連絡が行くルールになってます」

・・・

なんだ、その「思います」とか
「思われます」ってのは?

要は原因がわかってないってことやろ?
それに、、、まぁ、もういいや。

こんなやりとりをしかもLINEで
していることが不毛に思えてきて

「よくわかりました。」
と言って強制終了しました。

そして、今日再び管理会社から
メッセージが飛んできました。

「同じフロアの別の会社の社員さんが
間違って施錠したそうです」

だ・か・ら、、、

何をどう間違ったら
他の部屋の住人が違う部屋に
ロックをかけることになるのか
不思議に思わないのか?

その理由がわからないと
根本的な解決にならないと
なんで思わないのか?

もはや言葉を発する気力もなく
完無視することにしましたが、
これコピーでもよくある話です。

問題解決型のコピーは
セールスレターでは
ベーシックな型のひとつですが、

単に表面的な問題にしか
アプローチしていない場合が
少なくないのです。

例えば、ダイエット商品で
「これを使えば痩せますよ」
と言うのは簡単ですが、

なぜそう言えるのか?
を明確にしないと
お客さんは納得しません。

なぜ、ダイエットがうまくいかないのか?
なぜ、従来の方法ではダメなのか?
なぜ、あなたの方法だとうまくいくのか?

根本的な問題を明らかにし、
その問題をその商品で解決できる
メカニズムをしっかり伝えることで
はじめてお客さんは納得するのです。

もっと言うなら、
お客さんが感じている問題は
大抵ただの症状でしかないので、

それを一時的に解決したところで
同じ問題がまた起きることになるわけです。

今回の事件についても、
僕は賭けてもいいのですが
必ずやまた誰かが
閉じ込められることになるでしょう。

それが僕ではないことを
今は祈るしかありません。

退去しようかな、このオフィス。。

昌子 幹

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