全国区へ押し上げたマーケティングの方法

from: 藤村紀和

 

GWに、とあるワークショップ参加のため
山梨の自然豊かな場所を訪れまして。
ライティングと全然関係ないのですが、
こんな時だから出掛けるというのもあります。

 

自然は良いですね。
人混みも無く殺伐さがありません。
今の季節は新緑がまぶしく、
朝晩涼しい気候が大変心地よい。
(因みに訪問場所は別荘地でした)

 

 

車で出掛けたので、
道草しながら帰路につく。

そして、地元の名所名産に触れるのが
こうした旅の醍醐味ですね。

 

 

父信虎、信玄、息子勝頼の三代が住んだ、
躑躅ヶ崎館。ここが神社になってます。
往時の曲輪も残り良い雰囲気。
ちょうど端午の節句でした。

 

 

甲斐国山梨といえば、
武田信玄公のブランド力が強いです。
こうした全国区の知名度高いものは
ブランドつくりに最適です。

 

 

こういうときはマーケティング目線で
土産品など見ると、大変面白いです。

 

 

 

例えば、山梨の代表的な郷土食である「ほうとう」。

 

ほうとう、あなたは食べたことありますか…?
ほうとうのイメージなんて、どうでしょうか。

 

 

僕が小さい頃習った話では、
ほうとうというのは、
米が取れない貧しい地域で食べるために
麦を栽培してつくったものだ、
という内容でした。

 

 

でもそれがどうして今、
山梨の郷土食として愛され
全国的に有名になったのでしょう。
あなたはご存じでしたか?

 

 

ここで出てくるのが、
マーケティング手法の定番である
「ストーリーを語る」ことでした。

 

そして既に全国区で有名な、
武田信玄公を出してきます。

そこで郷土の誇りを示したんですね。

 

 

山梨でこの郷土食を広めたい!と
お店を持って独立された店主の話で
(たしかそう言ってた記憶)、

 

売り出したキャッチが

 

武田の強さと健康を支えた秘密こそ、
川中島で上杉軍を破った陣中食「ほうとう」

 

すみません汗、ニュアンスだけでも伝われば…

 

とにかく手間がかからず消化にもいい、
そして栄養価も高い食べ物であって、

 

これを戦国最強の武田家の陣中食と
伝えてブランド化していきました。

 

実際に陣中食として食べられていて、これで爆発的に拡がったそうです。

 

しかも言葉のモジりも上手に使って、

・信玄自ら陣中で、伝家の”宝刀”を使って切りふるまった
・家を出た”放蕩”息子も思い出す母の味

こんな上手いことも言ったりしてます。
※云われや歴史は諸説あります

 

 

こうして誰もが知ってる知名度の高いものに抱き合わせて
ストーリーを組むことで、知らない人にも伝わり易いうえに
イメージもしやすくなりますね。

 

かくして山梨のほうとうは、
地元民に愛される郷土食になりました。

 

2007年には、農林水産省主催の
日本各地の農山漁村に伝わり国民に広く支持される「農山漁村の郷土料理百選」に選ばれています。

 

そしてストーリーを語る際に
最も重要なものがあります。

 

それが、商品への誇り、なぜこの商品をあなたへ売るか?です。

 

ここでは、郷土愛と地元の英雄武田信玄公へのリスペクトが根っこにあることでした。

 

売るためのストーリーではなく、
郷土を愛してほしい!という思いが
このストーリーにマッチした…
ここなんですよね。

 

 

売るためにはストーリーは有効だ、
そう言われるんですけれど、

「あなたにこうなってほしい」

というメッセージを実現するために、
このストーリーがあって
結果商品が求められる…
という形づくるのが王道ということですね。

 

 

 

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