from: 藤村 紀和
先日たまたまテレビをつけていて
引かれた内容があったんです。
ドン・キホーテって知ってますか?
(そら知ってますよ)
ドン・キホーテというと
雑多に陳列された商品の数々、
掘り出し物を見つける楽しさがあるのではないでしょうか。
自分が前に住んでいたエリアにもあって、
生活雑貨から家電、衣料品、色んな雑貨が
所狭しと並んでいました。
で、食品や総菜なんかも多くあったんですね。
ただ買ったことはありません。
口に入れる食べ物にも雑多を感じ、
やはりスーパーを選んでますね。
(完全にイメージの問題なんですが)
で、番組ではドンキのお弁当が面白かったんです。
もしかしたらあなたは知っていたかもしれません。
ドン・キホーテの弁当は『偏愛めし』と言って、
“一部の人に美味しいと言って貰えればOK”
をコンセプトにしていたんです。
例えばどんな弁当があるか。
「フライドチキンの皮だけ弁当」
フライドチキンの皮好きにアピールする、
サクサクじゅわーっとした香ばしい鳥皮に
スパイスの効いた濃いめのタレで味付け。
「きくらげ中華丼」
きくらげが少ないなー
という不満を解消していったら、
中華だしで煮て味付けしたきくらげと
餡だけになってしまった丼物。
なんとこれで月間売上が14億円だそうです。
尖るとウケるんですねぇ。
そしてこの「特化する」は美容業界もそうで、
平日時間限定でカット690円でやっているお店や
短時間でできるヘアカラー専門店、
痛んだ髪でも可能な縮毛矯正専門店、などが栄えているそうです。
どちらにも言えるのが
既存サービスのネガティブポイントに着目し
そこを尖らせて提供している事にあるのではないでしょうか。
大事なのは、とにかく突き抜けて尖りまくっているということ。
刺さる人にだけ刺さればいいのですから、
対象となる人の欲求にのみ深掘りしていることです。
セールスレターも同じですよね。
となると常日頃から
・顧客視点、どんな人にどんなニーズがあるのか?
・競合比較、他と品質やアフターサービスでどんな差があるのか?
考えていたり情報に引っ掛かるような過ごし方が要りますね。
特に差別化が難しいときには
コストカットし低価格でも収益を出せる体質
もしくはマネできないニッチで高単価を狙う
どちらかなんでしょうねぇ。
陳腐化しないよう日頃の研究を欠かさず
それが簡単にマネされないものへなっていく。
ココしかないモノ=ブランド化
ではないでしょうか。
セールスライティングのマーケティング手法、
やはり素晴らしかった。
ドンキのキャッチコピーに
「みんなの75点より誰かの120点」
とありました。
私たちも見倣って研鑽したいですよね。