from: 藤村紀和
先日、昌子さんが「この寒いなか急に給湯器壊れた!!」の記事を投稿してましたね。
→ [希少性と緊急性トリガーの使い方]
「高くても欲しい、是非買わせてください」
と言わしめるのは希少性と緊急性だ、ということでした。
で、昌子さんが事例を挙げながら、
希少性=在庫がない
緊急性=お湯がないと生活に支障をきたす
という状態で、高くても給湯器を即導入したってお話しです。
そしてライターたる者ここを考えていくことが最も大事なことですと。
もちろん、誠実さをもって、です。
自分もこれを直近で経験しましてね、
直接的な痛みが希少性と緊急性のトリガーを引くなぁ…と感じました。
今の時期、多くの人が困っている「花粉症」。
自分も例外ではなく、処方薬を飲んでも鼻水が出てきます。
そして鼻をかんだり鼻を弄ることで弱くなった粘膜を刺激し、膿んでしまいました。
とにかく痛いんです。
で、膿みを出すと楽になるのも知っているので、
ついつい潰しにかかったんですね。
そうしたらその数日後、、、
鼻全体に激痛が!!!
こんなことは初めてで、
居ても立っても居られないくらいの痛みです。
結局副鼻腔炎、いわゆる蓄膿症でした。
鼻全体に膿が拡がっている感じで、
メガネのパッドが乗る部分が、膨れてぷくぷくしています。
※この時点で緊急性は最大値ですね
とにかく切除して全部出したいと思い、
手術設備を持つ地元の専門病院のサイトを見てみます。
そうしたら、折からのコロナ禍により、
電話受付のみの完全予約制になっていました。
とりあえず電話をします。
「こうこうこういう症状で辛いんです、解消したいのですが…受診予約したいのですが…」
「はい、今は花粉症のシーズンでして、最短で4月1日(なんと一か月後!!)になります」
と言われ、がっくりきてしまいました。
※希少性をまざまざと見せつけられました
医院を探して数件電話し、
手術はできないまでも投薬等で治療できると聞き、
なんとか別の医院で受診できた次第です。
あぁ、この痛みにまだ数日耐えなければいけないのか…
そう思いながらも、
最悪の事態は回避するために妥協して
難を凌いだことで良しとするしかないです。
こう見ると、
緊急性と希少性のトリガーが発動すると、
急場凌ぎとして多少妥協しても購入してしまうってことです。
しかも本来欲しいものではないのに。
そこで手厚く親切にしてくれれば、
「こんな辛い時親切にしてくれた」
って強力な返報性も働きやすいです。
昌子さんも言う通り、誠実さ在りきなんですが、
お客さんが抱える痛みが何なのか?
ここは大きな購入動機になります。
常にリサーチしていたいところですね。