言葉のドッジボールを防ぐ超簡単なセルフチェック法

from 成澤将士

僕は今でも毎月10本以上のセールスレターやコンテンツ記事とかを添削レビューしているんだけど、特に初心者の人ほぼ全員がやらかすミスがある。

それは何かというと、書いているものが「言葉のドッジボール」になっているということ。

 

よく「言葉のキャッチボール」が大切だっていうじゃない?

これはコミュニケーションにおいて、とても重要で当たり前のことだよね。

 

一方、言葉のドッジボールの場合は、一方的に相手に言葉をぶつけている状態。

そしてドッジボールの場合、相手にその言葉のボールは避けられてしまうよね。

 

海外の超高名なセールスライターは、セールスレターとは「Salesmanship in Print」だという名言を残している。

これは直訳すると「印刷された営業マン」になる。

 

そう、つまりセールスレターは営業マンなんだよね。

 

優秀な営業マンは、とてもお話が上手。

興味を引いたり、共感したり、顧客とのコミュニケーションを取りながら、ここぞという良いタイミングでセールスをしかけ、しっかりと売り切る。

そう、まさに「言葉のキャッチボール」が上手なのだ。

 

一方、キャッチボールが上手じゃない営業マンはどうだろう?

 

相手の興味を引ききらないうちにセールスに入ってしまい、しかも一方的に商品説明をしてしまう。

こんなドッジボールじゃ、売れるものも売れないよね。

 

 

そして、これと同じことがライティングでも起きる。

 

例えば、自分が良く知らないジャンルのライティングをする場合、自分がリサーチで色々調べたことで知識が深まったり、新たな発見があったりするよね。

そうした新たに得た知識を「教えたい」って気持ちが強いと、論文口調のドッジボールになりがち。

 

あと、ライティングをする時にリサーチが足りてなかったりして自信がないまま書いた場合なんかも、なんとか読み手を説得して帳尻を合わせようとして、圧の強いドッジボールになっちゃう。

 

他には、自分が前より「書けるようになった」ことにテンションが上がって、「自分のライティングを見せつけてやる」みたいな妙なテンションで書いちゃうと、見込み客置いてけぼりのドッジボールになりがち。

 

ちなみにこうした傾向は、初心者でまだライティングの経験が浅かったりリサーチが弱い人、我流でやってきてライティングの基本が分かってない人、そしてある程度の年齢を重ねた人生経験豊富な人で人に指導する立場だった人なんかが、より顕著に表れるように思う。

 

 

じゃあ、どうしたらこれが解消されるのかというと、とにかく「目の前にペルソナがいて、その人とコミュニケーションを取っているつもりで書く」という意識が一番。

とはいえ、最初の頃はそれができているかセルフチェックするのも難しいよね。

 

なので、僕が考えた「自分の書いているものがドッジボールになっているか?」が簡単に分かるチェック法を今日は紹介しようと思う。

 

それは、

文章の「。」で終わる部分の語尾が「~~です。」「~~ます。」が連続していないかどうか?というもの。

 

例)

30代になると代謝が落ちて太ってきます。

あなたのように運動不足の場合はその傾向は顕著で、今後ますます太ります。

このままでは成人病になり、生命の危機に陥ります。

それが嫌なら、手遅れになる前に手を打つべきです。

 

分かるかな?

「です。ます。」は普通に使う語尾だけど、連続して使うと断定口調で論文っぽくて読みづらいし、一方的で感じが悪くなっちゃうんだよね。

 

なので、「です。ます。」をなるべく連続しないように、そしてペルソナとのコミュニケーションを意識して書いてみよう。

 

さっきの例を使ってみると、、、

30代になると、代謝が落ちて太るって聞いたことありませんか?

あなたが普段運動不足なら、これからさらに太っていく可能性が高いでしょう。

そしてこのままでは成人病になるリスクが高まり、最悪生命の危機もありえます。

そう言われると、ちょっと怖いし、できるならそんな未来は嫌ですよね。

だから、手遅れになる前に今のうちから手を打ってみませんか?

 

どうかな?

言ってる内容は同じだけど、ニュアンスや読み手側の印象は全く違うんじゃないかな。

 

 

ということで、このセルフチェックは僕もいまでも使っている方法で、このチェックで気になった箇所を編集して、読みやすさやニュアンスの調整をしている。

よかったらあなたも使ってみて。

そして使ってみたら感想を聞かせてね。

 

 

重要なのは、読み手とのキャッチボール。

投げたボールが返ってくるように意識して書いてみよう。

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