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見込み客やお客様から良い反応を取り、売上アップに繋げるのがセールスライターの仕事です。
クライアントからのご要望に応えるためにどんな仕事をするのか?そのために必要となる基本的な考え方やスキルは前回お話ししました。
→ (前回記事)『セールスライターの基礎知識』
ではこれらができれば誰でもセールスコピーが書けるのでしょうか?
今回は、セールスライターに向いている人はどんな人?
をテーマにお届けしてまいります
【向き不向き①】書くスキルがないと向かない?
あなたの周りでよく、
「私、書くのが苦手なんです…」
と言っている方はいませんか?
思いのほかそういう方は多いです。
「どんなところが苦手なんですか?」
と聞くと、
「だって言いたいことをうまく書けないし…」
「読んでいて面白い文章を書けない」
大体の方がこのように答えます。
でも書くスキル、実はそんなに重要ではないんです。
書くという作業や動作が心底嫌いだとやはり厳しいですが、書くことに抵抗がなければそれで十分です。
セールスコピーは”小説”ではない
書くことに苦手意識を持つ方は、
「上手に書かなければいけない」
という強い意識があります。
しかしセールスコピーには、こうした”小説”や”随筆”のようなスキルは不要です、むしろ邪魔です!
なぜなら、お客様の商品やサービスを余すところなく文章で表すのに、書き手の思想や自己主張は不要だからです。
なので、シンプルで論理的に淡々と、そして過不足なく書くことが求められます。こうした書き方は、訓練次第で身につくスキルなので問題ありません。
まずセールスライターに向いていることの条件の一つ目は、「書くことに抵抗がない」ことです。
【向き不向き②】興味や好奇心?目移りしがちなんですが…
今まであなたが色々なことにトライしてきたことは、セールスコピーに生かされやすいです。
一つの商品をセールスコピーとして書いていく上で、いろんなジャンルから多角的な視点で見やすくなるからです。
広く浅くでも、本質的な内容を把握できるようなスキルがあれば尚良しです。
なぜなら、こうした興味が、セールスコピーを書いていく上で必須である「リサーチ」の精度に直結するからです。
リサーチの深さと広さがあるほど、効果の出るセールスコピーを書くことができます。
好奇心旺盛な人は、何かやるにしても楽しみながらやることが得意です。
なので、セールスライターに向いている条件の二つ目は、
「好奇心旺盛で、すぐ調べたくなる人」です。
【向き不向き③】面倒くさがりな私は、向かない?
あなたは同じ繰り返しの作業ばかりで、
「あー面倒だなぁ…」と思ったことはありませんか?
いわゆるルーチン作業ですね。
これはどういうことかと言うと、
「作業量が多いルーチン作業を一つずつ行うのが面倒だから、やる作業を簡単にして少ない労力でラクしよう」という工夫をしようとするかどうかです。
そんな要領のいい人、あなたの周りにもいませんか?
ですから、「あーメンドくさいな…こうすればいいじゃん」
と自分がラクできるように仕向けられる人は、セールスライターに向いています。
なぜなら、セールスコピーを書く時に「スワイプファイル」を使うことが求められるからです。
スワイプファイルとは、マーケティングやセールスコピーのアイデアを生み出す秘密兵器!
“スワイプ”とは、「盗む」とか「借用する」という意味で、優れたセールスレターのサンプル集のことを言います。
このスワイプファイルを使えば精度の高いセールスレターが書けるようになります。
以前にもお伝えしましたが、海外や国内の結果の出ているセールスコピー、いわゆるスワイプファイルというのは、たくさんあればあるほどあなたのアイデアをインスパイアしてくれます。
なので、セールスライターとして向いていることの条件三つ目は、
「面倒臭さを簡単にしようとする人」です。
【向き不向き④】なぜ?原因は?と思う人は向いてます
セールスコピーを書いて世の中に出すと、結果が数字として表されます。
・リサーチをして、
・最適なスワイプファイルも選んで、
・媒体も決めて、
・セールスコピーを書いて出して…
でも思うような結果が出ないことも当然出てきます。
そうすると心では凹みますね…
しかしそこで終わってはならないですよね?
一度出したレターの結果が出たということでしかありません。
そこから精度を上げるために、分析・仮説検証し、また次のトライをしていく…
この繰り返しこそが、売れるレターを作る秘訣です。
なのでセールスライターに向いている人の条件四つ目は、
「原因の追究や結果の分析が好きだったり得意な人」です。
売れっ子になるために必要な、●●の力
ここからさらに、”選ばれる”セールスライターになる条件についてお話しします。
そのために必要な必須条件、
それは…
コミュニケーションの力です。
書くスキルよりずっと重要なのが、相手とコミュニケーションを取る力です。
今まで挙げた、向き不向きの前提にあるもの。
何も”社交的”じゃないとダメ!と言っているわけではありませんよ?
“社交的”というのはすぐに誰とでも打ち解けられる能力を言いますが、セールスライターに求められるコミュニケーション力は、
「相手とやり取りをして意思疎通をしっかりと取れること」
です。
クライアントの思いや読み手の悩みを理解して、それを解決したい!という目線で書けるかどうかはとても重要です。
“書ける”だけの人では、向かない
これはセールスライターによくある勘違いでもあるのですが、
「人と話すのが嫌いだから、書く仕事をやろう」
という動機でセールスライターを始める方もかなりの数あります。
でも実際案件を依頼されるには、最低限相手と話せないといけませんよね?
もしかしたら単にセールスライターという仕事を、「自分ができそうだから…」という理由だけで、相手がいる仕事であるという意識より強くなっているかもしれません。
そして、相手の悩みや思いを的確に聞き取って深掘りしなければ、成果の出るレターもなかなか書けないでしょう。せっかくのスワイプファイルも宝の持ち腐れになってしまいます。
とは言え、セールスライターに内向的な人が多いのも事実です。そこは、「一つのことに集中しきることができる」という強みが生きます。
向く人も向かない人も、最後に必要な力
そして最後に当たり前ですが…これはどの仕事でも必要な、「仕事に対する責任感があること!」
クライアントの広告費を預かってセールスコピーを書くのですから、成果に対して素直に受け止めなければ先へ進めません。数字というごまかしのきかない事実を突きつけられるわけです。
これを素直に受け止め、分析して次へ進む考察と実行ができるかどうか?
このように書きましたけれど、
「自分には無理か…」
なんて思わないでくださいね。
向き不向きは本来ありませんし、思い込みのことも多いですから。
こうした面を認識した上で、学んで進んでいくことができれば今はできなくてもいいんです!
超絶突き抜けるセールスライターには才能(この人は、こんな悩みを持ってるとピンとくる、など)も必要です。しかし向き不向きのなかでも、経験を積めばやがてできるようになって、一定水準を超えたセールスライターになれます。
ただのセールスライターと、”選ばれる”セールスライターの違いとして、この最後の条件を参考にしてみてくださいね。