だって、そういうものだから。

from: 藤村 紀和

 

先日、とあるきっかけで算数の文章題を解く機会がありました。

妙に懐かしさを感じたのですが、
おとなになっても解けると嬉しいものですねぇ。

 

これを子どもたちに教える学校や塾の先生は、すごい。

 

なぜなら、苦手な子に教えて理解させるのは
並大抵の事ではないからです。

 

「ここまでの意味は分かる?」
「わからん!」

「じゃあこれなら分かる?」
「わからん」

 

 

伝わらないと段々と苛立ち、
「そういうもんだから、こうしたらいいの!」
って、つい言いたくなってしまいませんか?

 

 

“相手にどう分かりやすく伝えるか”

これは仕事もまさしくそうで、指示を出すときに

『そういうものだからそうしてください』
と言っても、

相手がその本質や意味を理解して納得できていないとやってくれません。

 

 

 

以前とある定例セミナーの事務局をしていた時のことです。

 

通常は場所もセッティングも変わらないのですが、
その時だけイレギュラーな指示を出したんですね。
そうしたら明らかに準備が遅延し始めました。

 

そこで「理由を伝えてなかった!」と気付き、
「あぁごめん、こうしたい事があったから変えたんだ」

と伝えたところ、相手が理解して動きが早くなり、

なんなら「こうした方がもっと良くないですか?」
って更に上をいく内容を提案してくれました。

 

 

 

まさしく「納得感」が行動には大切ですね。

 

 

そしてこれは文章を書くときにも必ず意識したいですよね。

 

 

どうしたら納得するのか?

よく見られるのは、社会的証明(ソーシャルプルーフ)です。

・顧客の声
・データの提示
・信頼できる第三者の推薦

 

これらは”他の人々がその商品サービスを選んでいる”
という安心感を与え、信頼性を高める技法です。

 

 

その前段階として、痛みのポイントを明確化するのがとても有効ですね。
その解決策として伝えたいことが受け容れられれば、納得感は増します。

 

先ほど出したセミナーの話で言えば、
イレギュラーな内容も実は別で実績があるとか、
今までと同じではこんなマイナスがあるんだ、
と伝わること、でしょうか。

 

 

 

こうしたことを組合わせることで、
「そう、それだよ」と納得してもらいやすい文章にできます。

 

となると、何に・どんな表現に読み手が引かれるのか?

もちろん基本である丁寧なリサーチを大事にしつつ、
色んな技法を試していきましょう。

 

 

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