正直、みくびってました

From:昌子 幹

33分33秒。

もしあなたがセールスコピーライターなら
きっと、この言葉を聞いたことがあるでしょう。

かの伝説のコピーライター
ジーン・シュワルツが考案した
仕事術です。

知らない人のために簡単に説明すると、
タイマーを33分33秒にセットして
ライティングをスタート。

(別にライティングじゃなくてもいいです)

その間は仕事に集中して
33分33秒経ったら
途中だろうが何だろうが
そこでライティングをストップし
10分程度の休憩を取る。

ただそれだけのことです。

ただそれだけのことなんですが、
これを繰り返すことで
集中力を保ちながら
延々と仕事をすることができる
という優れた方法なんですね。

なんて偉そうに言ってますが、
ぶっちゃけ僕は今まで
やったことがありませんでした^^;

なぜか?と聞かれても
取り立てて必要性を感じなかったから
としか言いようがありません。

前は朝から晩までぶっ通しで
ライティングしていても
へっちゃらでしたし、

集中力がないという自覚も
あまりなかったのです。

まあ、もっと言うと
「それくらいでは、たいして変わらんやろ」
とみくびっていたところもあります。

ところが、ここ最近
そうも言ってられなくなってきたのです。。

歳のせいでしょうか?

仕事を始める前や合間に
気になる情報をチェックしていると
そのままずるずると
ネットサーフィンをしてしまったり、

夕方ぐらいになると
集中力が切れてライティングが
全然はかどらない時が増えてきたのです。

とりわけ、休み明けとかに
その傾向が強く見られます。

にもかかわらず、
仕事量は増える一方、、、

「うーん、どうしたもんかな。。」

と悩んでいたところで
ふと思い出したのが
このメソッドです。

物は試しにと
遅ればせながら
早速やってみたんですが、、、

慣れるまで多少時間はかかりましたが
正直、そのあまりの効果に
驚きを隠せませんでした。

いくらでも仕事を
続けることができる
というわけではありませんが、
とにかく集中力は続きます。

集中力が高まれば当然
効率も上がります。

結果として、同じ仕事量でも
今までより短時間でこなすことが
できるようになりました。

これだけでも、
やった甲斐があるというものですが、
実はもうひとつ意外な効果がありました。

それは、
アイデアが出やすくなる
ということ。

そのメカニズムはよくわからないのですが、
おそらく、緊張と弛緩の関係かな、と。

というのも、基本的にアイデアって
考えている時には
あまり出てこないものですよね。

逆に、リラックスしている時とかの方が
いいアイデアが出やすいものです。

とはいえ、ただリラックスしてても
アイデアが浮かぶはずもなく、

その前のプロセスとして
徹底的な緊張状態、
つまり超集中モードが必要なわけです。

ただし、通常であれば
そんな状態が生まれるのって
せいぜい1日に1回程度じゃないでしょうか?

なので、風呂に入っていたり
寝る前なんかにアイデアが
出やすいと言われているわけですが、

この「33分33秒」メソッドを使えば
その状態を1日に何度も
生み出すことができるわけです。

「これはいい!!
ていうか、なんで今まで
やらなかったんだろう?」

と激しい後悔の念に襲われました。

と同時に思いましたね。

「やっぱ、ジーン・シュワルツはすげえ!」

と。

彼のセールスレターはもちろん、
彼の書籍なんかも、読めば読むほど
新しい発見がありますが、

こんな手法まで生み出すのですから
やっぱり一流は違いますね。

もちろん、ひょっとしたら
それは彼自身も誰かから
教わったのかもしれませんが、

少しでも良いものを生み出すために
あらゆる努力をするという
その姿勢が尊敬できます。

ぶっちゃけ、ジーン・シュワルツに限らず
一流のライターが勧めることには
めんどくさいことも多いんですが、

それには相応の理由があるんだと
改めて実感した次第です。

先人たちがやっていることや
彼らが勧めることは
疑問を挟まずにまずはやろう。

そして、それから考えよう。

昌子 幹

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