あなたも無意識に、”泥棒”していませんか?

from: 藤村 紀和

 

泥棒って、他人の物を盗む存在だそうですね。
(当たり前か)

 

当然歓迎される存在じゃありません。
(ハート泥棒くらいなものか)

 

 

ただ金やモノを盗まなくても、
敬遠されがちな泥棒もいます。

 

 

それが、トーク泥棒。

 

これをやり続けると、人が離れます。

 

 

 

先日こんな事がありました。

 

仕事でお世話になっている先輩がいます。
自分より少し年上で、面倒見がよく技術も経験も豊か。
毎日ランニングし、突破力も指導力も高い人です。

もうかれこれ5年以上接しています。

 

 

ただ…実はこの方がちょっと苦手なんです。

 

机を並べて一緒に仕事していたのですが、
そのとき歯が痛くなり一言伝え帰らせて貰いました。

 

 

歯科通いした結果、虫歯と判明。

 

 

その翌日に結果報告をしたわけです。

・奥歯の間が虫歯になり治療が大変なこと
・麻酔して大掛かりな手術が要ること
・その前に歯茎の治療も必要なこと
・治療が長期戦になること

 

 

いろいろ話したいネタがあるわけですよ。
で、ひとつめの話をし始めたさなか、、

 

話を伝え終る前に切られ、
「それ自分も前やったことあってさ、その時はこうであぁで」

と自分語りが始まり、
話を聞かれないまま尋ねてもいないアドバイスが始まりました。

 

 

 

自分は別に聞きたくないので早く話を切りたかったんですが、
何度も食いつかれ一方的に続き、ウンザリしました。

 

 

単に雑談とか飲み会の場であればそんなに辛くないんですけど、
仕事の場合は自分の段取り決めて動いていますし、
横槍を入れられ足止めされると愉快ではありませんよね。

 

 

 

前にも僕が資料を作って客先で話す予定だったのが、
自分が話し始めたあとに横から入ってきて、
結局横取りされた経験もあります。

 

僕自身臨機応変ができない人なので入念に準備したんです。
こんな展開で話そう、想定問答も準備して。

 

 

結果としては良かったものの、
実践経験を積めなかったことが悔しかったですね。

 

 

 

こうなると、この人頼りになる人なんだけど、
あまり話しかけたくないなーって思うわけです。

だって、話の腰折られてトーク横取りされて、
聞きたくないことを聞かされるんですから。

 

 

 

 

人は誰しも自分の話を聞いて欲しいものです。
特に、話しかけにくるってことは、
充分聞いて欲しい!って表れでもあります。

 

 

なので自分自身同じことをしてないか振り返り、

訊かれてもいないアドバイスをするのは止めよう。
相手へは質問を多く意識して話してもらうようにしよう。
相手への決めつけで話すのは止めよう。

こう感じました。

 

 

 

相手から求められてもいないものを提供するのは、
どんなに良い商品サービスでも却って迷惑になるもの。

 

良い商品サービスとは、とどのつまりは
相手が必要としているか?
相手の問題を解決できるものなのか?です。

 

 

 

そして相手がこちらの提案を受け入れられる状態になっているかどうか、です。

 

これに尽きるのではないでしょうか。

 

人と話すときに「売りたい」って意識は禁物です。
なぜなら自分の都合で話を誘導してしまうから。

 

 

 

相手は過敏にそういうのを感じ取りますね。

なので、じっくり相手の困り事に耳を傾けてみませんか。
それを解決できるものを持っていれば、
そこで初めて提供してあげてくださいね。

 

 

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