大谷選手のCMに学ぶライティングテクニック

From:昌子 幹

普段プロ野球なんてまったく観ないくせに
WBCの時だけは毎回欠かさず観るという
絵に描いたようなミーハーぶりに
妻に呆れられている昌子です。

そんなことはどうでもいいんですが、
この間のオーストラリア戦で
大谷選手の2ランホームランが
本人の顔がドアップの看板に当たった時には

「この看板の広告主は今頃
さぞかし喜んでいるだろうな」
と思いましたね。

その広告主こそセールスフォースなのですが
この会社、単にラッキーだっただけでなく
CMもなかなか良いのです。

まだ見てない人はこちら↓で見て欲しいのですが

https://www.salesforce.com/jp/campaign/ohtani/

このCMでは
いろんな人が代わる代わる

・プロになってから三振した数は928回で
・打たれたヒットの数は647回で
・ホームランは59本打たれ
・失点数は281で
・チャンスで506回凡退して
・ケガで投げられない日が692日もあって
・試合に負けて泣いた日もあって
・二刀流が無理だと言われたことは数え切れない

と言った後に大谷選手が
「でも、二刀流が無理だと思ったことは一度もない」
と言って、

最後に
「失敗の数だけ成長できる」
とバーンと出ます。

一見、何のCMか分かりづらいのですが
セールスフォースって要は
マーケティング(CRM)の
システムを提供する会社なので

失敗(データ)をもとに改善していく
みたいなことにつなげているのかな
と個人的には思っています。

僕もよく、セールスレターの中で
「最初から完璧にやる必要はないですよ」
的な主張をした後に、

「イチローだって10回に7回は失敗しているんですから」
みたいなことを言うことがあるんですが、
同じような感じかな、と。

こういった比喩をすることで、単に
「最初から完璧にやる必要はないですよ」
と言うよりはるかに説得力が増すのです。

もう一つ、このCMで使っているのが
秘密のトリガーです。

最初から大谷選手が登場するのではなく
違う人が代わる代わるヒントを出しながら

「誰の話だろう?」
「ひょっとして、、、」

となったところで
大谷選手が最後にコメントすることで
視聴者を最後まで引きつけることに成功しています。

といったように、
このセールスフォースのCMからは
学べることが多かったです。

テレビCMというと「イメージ広告」で
DRMには役に立たないと
思われることも少なくないのですが、
実際には結構学べるCMも結構あります。

なので、ぜひあなたも
いろんなCMをチェックしてみると
ライティングに役立てることができると思いますよ。

それでは、また。

昌子 幹

「稼ぐ」スキルを身につけるJMWAオンラインスクール