from: 藤村紀和
唐突ですが….
“ボディブロー” って単語を聞き、どんなイメージを持ちますか？？
イメージでは、一発で KO できないものの
ダメージがじわじわと積み重なって、
やがて小さな一撃で崩れ去ってしまう！
こんな感じでしょうか。
これ、ボクシングだけでなく、
人とのやり取りでも同じことやってるのではないだろうか？
という投げかけを、あなたにしたいと思います。
人に対して小さな我慢を積み重ねるような仕打ちをしていたら？
そして、やがてその我慢が不満となって、
コップから水が溢れるごとく拡がっていったとしたら？
これは相手との信頼を損ねますし、
気づいた時にはもうすでに手遅れなんてこともあります。
急に取引が終わったりするなど、取り返しがつかないことを引き起こします。
というのも、先日立て続けにこんなことがあったんですよ。
直接取引がない企業さんに業務の依頼をしようとしていました。
なので仲介する商社にそのお願いをしました。
今までそこの担当営業さんは、
丁寧な返信・早い対応・待たせる時はその旨を理由と共に伝えてくれていました。
ところが4月より担当が変わり、
新しい営業担当が残念なことに前任者と真逆なんですよ。
問い合わせの反応が遅く、送られてくる文章が簡素と言うか、雑です。
とあるセミナーの日程と費用を聞いた際には、
「 URL をご覧下さい」
とただ一文だけで返信が来ました。
しかし URL は書かれていません。
セキュリティシステムで受信した時に欠落したのかな？
と思い、その旨返信して問い合わせたところ….
単なる先方の載せ忘れで、
「再送します」と いう一文とURL が送られてきました。
載せ忘れを謝ることもしないでただ送ってくるだけ。
これは心証がとても悪いです。
前任者とのやり取りが爽快だったので、余計に比較もしてしまいます。
こうして残念な印象を持っている状態で、
次に来たメールがなんと…！！
名前を間違えてきたんですよ。
私藤村宛に、藤田様と書かれてきました。
この営業に対してマイナスな印象を持っていた自分です、
「おいおいまたかよ、失礼なやつだ」
とより不信感を強めました。
返信文で文末に、
名前間違えてますよ。ご注意ください。
と載せて返信したのですが、
謝りのメールどころかリアクションすらありません。
ということで、別の企業さんを通すことにしました。
このような相手には、
大事な時間もお金も、感情も使いたくないですもんね。
どうせお願いするなら気持ちよくお願いをしたいです。
ただ、されたことや相手に怒りを覚えるということは、
その内容を自分は NG だと思っているわけです。
なので、逆に自分が同じことを相手に対して、
無意識にしていないか？顧みて怖くなりました。
自分がされて嫌なことする相手だから責めます。
なのに自分が自分の都合で相手に同じことをしていたとしたら…
そんな人は信用できないですよね。
今回の事例は極端かもしれませんが、
周りに対して無意識にボディブローを打っていないかどうか、
改めて振り返ってみて欲しいんです。
信用や信頼は一気に掴むことが難しいです。
なのに失うときは一瞬です。
でも実は、一瞬に失うのではなく、
こうした小さな不信感をボディーブローのように
相手へ打ち続けているんじゃないか？
だから一発アウトに見えるのではないか？
起業にしろ、副業や兼業にしろ、
仕事をしていくにあたっては特に最初は人からの紹介がとても大事です。
それに信頼されれば紹介だけで仕事が回るようになりますよ。
ですから積み重ねるのはボディーブローではなく、
相手が喜ぶ小さなことを積み重ねていきたいと思いませんか？
スタートアップで仕事を取るにしても、
セールスライターやWEBライターとして続けていくためにも、
大事な大事な条件なんだと思います。
