from: 藤村紀和
役割を全うするって、大事ですよね。
それは、自分のポジションとか
立ち位置を客観的に把握できてる?ってことです。
そう思ったのは先週のこと。
たぶんあなたも見たんじゃないかと思う、
「雨上がり決死隊、解散」
というニュースを見て思ったことでした。
お笑いが好きな人でなくても
このニュースを目にした人は、
多かったんじゃないでしょうか?
32年間コンビ組んで、お笑い界で
トップランナーだった彼らの解散は、
世間にも大きく取り上げられてました。
色んな芸人さんや外野でも賛否いろいろ出てますけど、
まぁ、大概が宮迫氏に対する批判だったんですが。。
※闇営業で金銭授受のウソとか、
記者会見で吉本を批判したとか、
ここでは経緯割愛します。
この一連の騒動で、「これやったらヤバイ」
と感じたことが2つありました。
ひとつは、いくら実力があっても
意図を汲み取れないとアウト
ってこと。
そしてもう一つは、
役割を把握して全うする、
ひとりでやれてると思うな!です。
この2つは関連づいていることなんですけどね。
今回の解散報告会は、
TVと同じセットが用意されて、
おなじみのゲスト芸人が呼ばれて、
通常の番組のように収録されてるんですよね。
でもこれって通常の番組ではなく
宮迫氏の卒業式という位置づけだったわけで。
現に放映は地上波でなくネット番組。
だからか”未練を断ち切らせて成仏させる儀式だ”
なんて話もあったくらいです。
特番は解散の報告が目的なので
なぜ解散に至ったのかとか、
コンビ間の良い話とか、
ゲストが笑いを交えて聴いていくものだったのに…
宮迫氏は今まで司会していた時のような
という自負が強くあって、
今回の解散報告会でも2年ぶりにMCに戻って
「自分の居るべき場所に戻ってきた」
なんて振る舞いでしたね。
このズレって、怖いなと思ったんです。
番組の主旨が「お帰り宮迫さん」じゃなくて、
「最後に言う事、なにかある?」なんですよね。
自分が自分が~は、自分の役割を
客観的に見えなくしてしまうものなのかと。
立ち位置を間違えてない??と感じたんです。
雨上がり決死隊って、
宮迫氏の力で売れたのは間違いなくて、
芸人としても有能な方なんですよね。
でも状況が状況なのに、支えてくれた相方を蔑ろにして、
最後までそうしてたように見えました。
ひとりで引っ張ってきて、ひとりでやってきた自負…
セールスライターも一般的には、
ひとりでやる仕事というイメージがあります。
実際ひとりでされている方も多いですし、
なかには実際デキるライターさんもいて、
リサーチしてコンセプトを企画し、
レター作成してWordPressでデザインして、
Web広告運用までひとりでやってしまう方もいます。
でもそういう方であるほど、
クライアントさんやデザイナーさん、
商品づくりに携わる社員さんや、
感想を聞かせてくれるお客さん、
レビューや話を聴いてくれる仲間や諸先輩、
皆さんへのリスペクトをお持ちです。
僕なんて一人じゃできないからこそ、
これ忘れてしまったら同じ現象が待っている…
と思うわけです。
代表理事の成澤が先日書いた記事なんかでも
→セールスライターを続けてこれた要因【その3】
自分を客観的に見て、
自分を売るための足りない要素から
一つずつ解消していった…とありましたよね。
だから続けることができていると言います。
これも「人の商品を売る」って立ち位置を理解し、
役割を全うするための行動です。
良いレターを書きたい!
なんて欲は誰でもあるものでしょうし、
それが行動の原動力にもなります。
「あのページって自分が作って、これだけ売上げがね」
なんて自慢したくなるのも人の性です。
ただこれを独り善がりにしちゃいかん、、
仕事をしていく上で大敵だと改めて感じました。
いいレターを書きたい!認められたい!
という願望をエンジンにしつつ、
求められている役割をずらさずに
仕事をしていきたいものです。
これを改めて考えさせられた解散劇でした。
最後に。
各自が役割を全うするから自分も活動できる、
失敗はスルー、成功は「自分のおかげ」という姿勢、
これはやっちゃいけんこと。
表現できる場があって、うまくいったときこそ、
周りに感謝したいものですね。
義理と人情に響いてくれる人を、大事にしたいですしね。