売りたいものを売れ

From:昌子 幹

先日、リサーチのために
Kindleのライブラリを漁っていたら
ある漫画が目に留まってしまい、

時間がないのにもかかわらず
つい読み返してしまいました。

それは、「まんが道」という
藤子不二雄が漫画家になって
成功するまでを描いた漫画です。

この漫画を初めて読んだのは
30年以上も昔の僕が中学生の頃です。

友達から借りたこの漫画を
夢中になって読んだ記憶があります。

で、数年前に何かの拍子で
この漫画が電子書籍になっていることを知り、

速攻で全巻ダウンロードして
今でも時々読み返したりしているのです。

なぜ、この漫画を何度も読むのか?

実は、コピーライターとして学べることが
この本にはいろいろあるんですよね。

その中の一つが、
ちょいちょい出てくる
手塚治虫の言葉です。

藤子不二雄は折につけ
手塚治虫からアドバイスを
もらうんですが、
それがなかなか奥が深いのです。

例えば、デビューして
仕事が増えてきた藤子不二雄に
手塚治虫はこうアドバイスします。

「どんどん仕事をするのはとてもいいことだよ。
ただ一つ気をつけなければいけないのは、
必ず自分の描きたいものを描くということだよ。

描きたいものを書いているうちは
どんなに仕事が厳しくても
やり通すことができる!

しかし、描きたくないものを無理して描くと
嫌気がさして作品に集中できない!

僕が夜も寝ないでこんなに
漫画ばかり描いていられるのも
描きたいものが
いっぱいあるからなんだよ」

これをコピーライターに置き換えると
こうなります。

「必ず自分の売りたい商品を売りなさい」

正直、コピーライターをやっていると
いいことばかりではありません。

大変なこともたくさんあります。

例えば、納期に追いまくられて
身を削って仕事をしている時なんかは
その一例でしょう。

売りたい商品のレターを作っている時は
どんなに大変でもやり通すことができます。

でも、売りたくないとまでは言わないまでも
「これは一人でも多くの人にぜひ知って欲しい」
という情熱がわかない商品のレターを
納期に追われながら作っている時は、
まさに地獄です。

売りたくなければ断ればいいのですが、
現実的に、なかなかそうはいかない時も
あったりするわけです。

特に、最初のうちは
あれこれ選んでいたら
仕事なんてないかもしれませんし、

そもそも自分がどんなものを売りたいかなんて
わからないかもしれません。

でも、やっていくうちに
だんだんと見えてくるんじゃないかと思います。

コピーライティングは所詮
手段に過ぎません。

重要なのは、その手段を使って
どんな世の中にしていきたいか?
どんな貢献がしたいのか?

それを明確にして実行できるかどうかが
長く続くコピーライターと
短命で終わるコピーライターの
違いのひとつなのかなと
「まんが道」を読み返しながら
思った次第です。

あなたはどう思いますか?

それでは、また。

昌子 幹

P.S. 上記はあくまで個人的な意見で
個人差がありますので、あしからず。