社員ライターという選択肢

From:昌子 幹

あるクライアントが
社員採用ページを作りたいということで
先日、打ち合わせをしました。

どんな職種の募集かというと、、、

なんと「セールスライター」です!

セールスライターって
フリーランスのイメージが強いですが、
社員として欲しいっていう企業も
もちろん少なからずあります。

なので、もしあなたが
セールスライターを目指しているなら
そういう会社で社員として働く
というのも選択肢のひとつですし、
個人的には結構おすすめです。

だって、収入が保証された上で
現場でがんがん経験が積めて
スキルアップもできるわけですから。

そのまま社員としてマネジャーとかに
キャリアアップしてもいいですし、

ある程度経験を積んでから
独立という道を選んでもいい。

かくいう僕も、
最初は1年くらい副業でやり、
その後、5年くらいダイレクト出版で
社員として働いた後に独立してます。

「でも、それなりの
ライティングスキルが
求められるのでは?」

と思うかもしれませんが、最初は
意外にそうではなかったりもします。

例えば、今回のクライアントの場合
ライティングの経験やスキルは
さほど求めていません。

というより、
「ライティングだけがやりたい
という人は逆にいらないですね」
と言っていました。

なぜなら、そのクライアントの目的は
あくまで、お客さんの求めている
最終的なゴールを聞き出し、

それを実現するための
ビジネスモデルを考え
実行することだからです。

そして、セールスコピーは
そのためのひとつの
手段でしかないからです。

ただ、セールスレターだけでなく
メールやら記事やら、
結局のところライティングが
必要とされる場合が多いだけです。

なので、「マーケティングとか
コンサルティングができる
ライターになりたい」
という人の方が向いている、と。

実はこれ、すべての
セールスライターにとって
とても重要な考え方です。

というのも、僕たちは
言葉として

「セールスライター」とか
「コピーライター」とか
言っていますが、

実際にライティングだけで
終わる仕事なんてのは
ほとんどありませんし、

あったとしても
それだけでやっていくのは
厳しいでしょう。

「ですよね。
クライアントの売上を
上げることが目的ですよね?」

と思われるかもしれませんが、
これもちょっと違うかもしれません。

売上は単にお金でしかなく、
クライアントが本当に
求めていることは
その先にあります。

その最終ゴールを達成するために
売上が必要だったり、
売上が目安になったりするわけで、
売上自体が最終ゴールではありません。

ただ、クライアント本人も
そのことを忘れていたり
気づいていなかったりするので、

「まずは売上アップ」みたいな
要望になる場合が多いだけです。

いずれにしても、重要なのは
そのクライアントが
求める最終ゴールを聞き出し、
それを実現するための
サポートをすることであり、

セールスコピーはそのための
最終手段でしかありません。

場合によっては
「LPより、これを先に
やった方がいいですよね?」
ということがある、、、

というよりそっちの方が
多かったりします。

そのために必要なのが
コンサルティング力だったり、
マーケティング力だったり、
企画力だったりするわけです。

ただ、そういうスキルって
一人でやっていると
なかなか磨きづらかったりします。

なので、そういうことを
やっている会社で、
社員ライターとして経験を積む
というのはとてもいいのではないかと
個人的には思います。

別に「このクライアントの
社員採用に応募しましょう」
と言っているわけではありません。

(もちろん、興味があれば
採用ページの紹介はしますが。)

ただ、ひとつの選択肢として
社員ライターというのは
一考の価値があるとは思います。

それでは、また!

昌子 幹

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