その一言、「余計なお世話」になっていませんか?

From:吉田知也

「余計なお世話」
ってありますよね。

相手は親切心のつもりで
言っているのに、
言われた側はカチンとくる、みたいな。

たとえば、SNSに
みんなでビールを飲んでいる
楽しそうな写真を
アップしたとします。

そこに、友人から
こんなコメントが
来たとしましょう。

「飲み過ぎは注意ですよ。
もっと肝臓を労ってくださいね」

(実際にそういうコメントを
もらったわけではありません、念のため)

確かにその通りかも知れないですけど、
ちょっとカチンときません?

こちらとしては、
楽しい経験を共有したい気持ちに
水を刺されてしまいます。

さらにこれ、声をかけたご本人は
本当に親切心で言っていたりします。
それだけに、厄介です。
「母親か!」みたいな(笑)

これに似たような経験、
きっと一度や二度はありますよね。

できることなら
放っておいて欲しいです(笑)

ちなみにこれ、心理学的にいうと
「心理的リアクタンス」
というのが作用しています。

人から一方的に命令や指示をされると、
それに逆らいたくなるという心理です。

「宿題やんなさい!」って言われると
途端にやりたくなくなる、アレです。

同様の言葉が
広告でも並んだりしています。

たとえば
肝臓をケアする健康食品とかの
テレビCMとかで……

「飲み過ぎは注意ですよ。
もっと肝臓を労ってくださいね」

先ほどと全く同じセリフですが、
こんなことを言っていても
おかしくなさそうですよね。

人から直接
言われているわけではないので
広告で言われる分には
そこまでカチンときませんが、
やはり命令口調で言われると
反発したくなる気持ちが出てしまいます。

これだと、売れません。

じゃあどうすればいいか?

命令するのではなく、
相手に自ら気づかせると
いう方法が有効です。

たとえば、
某しじみ食品のCMでは
飲みすぎて翌日の仕事に
影響が出てしまっている
サラリーマンの声を拾ったりしてます。
「あー、あるある!」ってなりますよね。

これを見て、無意識に
「自分もこうはなりたくない」
って思ってしまいます。

その結果、自発的に
商品について考えるようになります。

コピーを書くときは、
ぜひ「命令口調になっていないか?」を
意識してみてください。

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