from 成澤将士
僕は立場上、講座の受講生やクライアントのセールスレターを添削する機会が多いんだけど、初心者によくあるミスとかは、結構共通している場合が多いなって感じる。
そしてそのミスは、僕も通ってきた道だったりするので、気持ちは良く分かるんだよね。
なので今日は、1つやりがちなミスとその解消法を話そうかと思う。
よくあるミス「話にまとまりがない」
ライティングする時って、リサーチで色々調べるよね?
そうすると、書きたいことがいっぱい出てきちゃったり、入れ込みたいエピソードも増えちゃったりする。
んで、それを色々入れ込んで頑張ってライティングするんだけど、いざ出来上がってみたら、、
・話に一貫性がない
・話が行ったり来たり前後して読みずらい
・途中から誰に向かって書いているのか分からなくなる
こんな事象が起きがちなんだよね。
そしてこれは、真面目にリサーチして一生懸命ライティングする人ほど陥りやすい傾向にあるように思う。
なぜ、こんなコトになっちゃうのかというと、答えはとてもシンプルで、
「設計図がないこと」が原因。
例えば家を建てる時、あなたが熟練の大工さんだったら、設計図は必要ないかもしれない。
でもそれは、経験を積み重ねてできた頭の中にある設計図に従って建てるから。
もしキャリアの浅い大工さんだったら、たとえ建築資材が揃っていても、設計図ナシで建てるのはきっと無理だよね?
これはライティングも全く同じ。
リサーチで材料が揃ったら、まずはそれを「どう使うか?」の計画や設計図が必要。
逆に材料が豊富にあればあるほど、設計図がないとどれを使うべきか迷走しちゃう。
そしてこの設計図を僕らの業界では「ストーリーボード」と言う。
分かりやすく言うと、この作業のポイントは「話の流れを作る作業」と「書く作業」を分けるってこと。
ちなみに人は、マルチタスクができるかどうかは先天的に決められていて、多くても3割くらいの人しかできないらしいんだよね。
なので、話の流れを考えながらライティングをすることはマルチタスクに該当するから、マルチタスクができない人がこれをやると、質も効率も一気に落ちちゃう。
だから、あなたがマルチタスクが苦手だと思っているなら、絶対に先にストーリーボードを作った方が良い。
それだけで書きやすさも質も確実に上がる。
やり方としては、例えばだけど、、、
リサーチが終わったら、まずは箇条書きで話の流れや入れ込みたい内容を書き出していって、大まかな流れ(ストーリーボード)を決めてから、それに沿ってライティングをするって感じ。
ベテランライターは、やり方は人それぞれだけど、書く前にこの作業をしている人がほとんど。
ちなみに僕がストーリーボードを作るときは、まずは付箋に色々書き出していって、それを入れ替えたり足したりして大まかな流れを決めることが多いよ。
付箋の良い所は、視覚的に分かりやすいのと、手軽にできるところかな。
何を使うかは、色々試してみてしっくりくるものを採用すれば良いと思う。
大事なのは、ストーリーボードを作ることであって、何を使うかじゃないからね。
なので例えばトレロみたいな付箋アプリを使ってもいいし、ノートに書き出すとかでも全然OK。
人によってはマインドマップを使う人もいるしね。
僕も最初はトレロもマインドマップも他にも色々試してみたけど、一番しっくりきた付箋に落ち着いた感じ。
そうそう、付箋の場合は何日かに分けてライティングすると、付箋がなくなっちゃうリスクもあるんだけど、僕はストーリーボードが固まった段階でそれをスマホで撮って保存することで、やらかさないようにしているよ。(過去に外でライティングしているときに、店員さんにゴミと間違われて処分された経験あり^^;)
ということで、もしあなたが書いたものがしっくりこないと思っていて、まだストーリーボードを作ったことがないなら、まずはストーリーボードを作ってみてはどうかな?
きっと書きやすさが全く違うし、悩む時間も減るし、ライティングスピードも上がると思うから、試してみて。
PS:やってみて効果があったとか、質問とかあったら、ぜひコメントください^^