目次
From長田真毅
今日は以前紹介した「サクラチェッカー」(過去の記事はこちら→https://jmwa.org/contents/tool/sakura-checker/)
に続くレビューを分析してくれるサイト、
「ReviewMeta」(https://reviewmeta.com/)
についてざっくり使い方や内容を解説したいと思います。
このサイトは海外のサイトなんですが、
海外でもAmazonは嘘レビュー/やらせレビューで
汚染されちゃってるんですね…
マジで質の低い商品を嘘レビューで売り逃げするのは
勘弁してほしいです……orz
悪貨は良貨を駆逐してしまうんで。
そんな混沌としたAmazonでも
「サクラチェッカー」と、この「ReviewMeta」を使えば
より信頼できる商品を会える確率が高くなります!
ぜひ、使ってみてほしいです(^_^)
それでは、早速「ReviewMeta」の使い方について説明していきます。
まずは調べたいAmazonの商品URLをコピペする
まずはAmazonでレビューを調べたい商品のURLをコピペしましょう。
やたらと令和を強調+変な日本語が怪しさを醸し出します。
そしてブランド品でもないのにレビューが約500件とかなりの多さ…
これはチェックする必要がありそうですね~
早速URLをコピります。
ReviewMetaのサイトに移動する
次にいよいよReviewMetaの出番となります。
商品のURLをコピったら、ReviewMetaのサイトに移動します。
サイトに移動すると、最初にポップアップ画面が出てReviewMetaの簡単な説明と「cookieを使ってもいいですか?」と同意を求められます。ここはボタンを押して同意しましょう。
翻訳するとこんな内容
↓ ↓ ↓
同意をしたら、ざっとページを見てみましょう。
ReviewMetaとは?的なYoutube動画や、スマホ用アプリ、ブラウザの拡張機能なんかもあるみたいですね。
あとは各国のAmazonでこれだけの数の商品のレビューを分析したみたいです。
各国のAmazonレビューを分析しまくってますね。
ちなみに小ネタですけど、日本のAmazon以外でAmazonのアカウントを1つ作ると(例えば米国のAmazon.comとか)ほかの国のAmazonもサインインできるんですよ(^_^)
もちろん、モノによっては買って日本に送ることもできます(関税とかかかりますけど)。
電化製品とかはコンセントとか技適の問題があるのであまりオススメしませんが、洋服とか靴とか、あとはおもちゃとか文房具なんかは日本にないものが沢山売っているので、見てるとつい欲しくなっちゃいますよね(^_^)
こんな海賊のパーティーセットが30ドルくらいで買える。こんなにいらないけど…
ちょっと脱線しましたが、話をReviewMetaに戻します(^_^;)
まあざっとReviewMetaを見たところで、いよいよレビュー内容を分析していきたいと思います。
ヒャッハー!汚物は消毒だ~っ!!(心の声)
「ReviewMeta」の使い方
分析の仕方は簡単です。
上にある検索バーにURLを貼り付けます。
丁寧に上にも「Copy & Paste an Amazon Product Page URL」って書いてありますね。
ここにURLをコピペして右側のボタンをクリック!
さて、どういう分析結果が出るのでしょうか…
「ReviewMeta」で分析してみた結果
ReviewMetaで分析をしてみた結果…
出ました!
評価は4.2と変わらないものの、不自然なレビューが37%も削除されたようです。
元の口コミ件数もちょっと少なくなっていますが、なぜこんな評価になったのでしょうか?
早速内容を見ていきましょう!
分析結果をざっくり解説
では分析結果をざっくり解説したいと思います。
Report Card
結果は「警告」です。イエローがいくつか出ていますね。レッドも1項目あります。
Report Cardは各項目の概要ですね。
Overall Grade(総合評価)が「Warn(警告する)」と出てしまいました。
「Fail(不合格)」が1項目、
「Warn(警告する)」が4項目、
「Pass(問題なし)」が4項目、
「N/A(分析できず)」も2項目ありました。
う~ん、やっぱり感が強いですね。
Most Trusted Reviews、Most Trusted Reviews
次の項目は、最も信頼できるレビューと信頼性の低いレビューです。
実際にAmazonのレビューを見ると分かるんですが、信頼性の低いレビューは何か日本語がおかしいです。
◆信頼できるレビュー
◆信頼できないレビュー
さもありなんと言ったところでしょうか。
Analysis Details
次は分析の詳細です。
まずはFail(不合格)の項目から表示されます。
Overlapping Review History
今回はOverlapping Review History(レビュー履歴の重複)が不合格と判定されたようです。実際に内容を見てみると、どうやら353人中34人が同じ商品のレビューを書いていたようです。
しかし怪しい商品は本当に「最先端」とか「進化版」とか、とにかく「新しい」的なことを強調するのが好きですね(^_^;)
Deleted Reviews
次に表示されるのはWarn(警告する)の結果となったDeleted Reviews(削除されたレビュー)です。
この商品では16ものレビューが削除されていました。そして削除されたレビューの平均評価は4.8と高いものでした。何が原因で消されたのか(消したのか)分かりませんが、レビューが消されるって普通はあまりないですよね?
Suspicious Reviewers
次に表示されるのはSuspicious Reviewers(疑わしいレビュアー)です。
この商品のレビュアーは、29%(101人)がこの商品のレビューしか書いていないと判定されました。評価の平均自体は、複数のレビューを行っている人とほとんど変わらないものの、数の水増しをしているのではないかと疑ってしまいますね。
Word Count Comparison
次に警告表示されていたのが、Word Count Comparison(単語数の比較)です。
翻訳して意味を調べてみたんですが、ちょっとこの項目についてはよく分かりませんでした(^_^;)
ただ言えるのは、どうやらレビューの97%は過大な表現を使ってレビューしているということっぽいです。(もし間違っていたらごめんなさい)
実際に、上記の部分をクリックするとレビュアーの信頼度が出るのですが、そこからAmazonのレビューを見てみると、たしかに信頼度の低い人は安易な感じで★5を付けているな~という感じを受けました(あくまでも感想です)。
ここからさらにAmazonのレビュアーのページに進むこともできます。
Reviewer Participation
次に警告表示があったのは、Reviewer Participation(投稿したレビュー数)についてです。
この商品のレビュアーは全体のおよそ68%が1~5件しかレビューをしていないと判定されました。濃い色のカテゴリー平均から比べると、いかに少ない数しか投稿していないレビュアーが多いかが分かります。
Amazonのページでも1人1人レビュー内容を調べていくことができますが、こういう分析を一瞬でやってくれるなんて、ほんと助かりますね(^_^)
Rating Trend
ここからは「Pass(問題なし)」の項目に入ります。
まず最初はRating Trend(評価の傾向)項目です。
たぶん、業者からやらせがあった時、例えば新発売の商品(本とか)などでカテゴリ1位を取りたい場合は、発売に合わせてレビュー投稿を依頼すると思うんですね。この項目は、どうやらそういったレビューの投稿日の重複を調べてくれるみたいです。
今回の結果は、特に目立った日はなく、問題なしとなりました。
Unverified Purchases
次に問題なしと判定されたのは、Unverified Purchases(未検証購入)つまり買わないでレビューしている割合の項目ですね。今回の商品では、353件中19件と全体の5%のレビュアーが購入せずにレビューしていますが、割合的に問題なしと判定されたようです。
Reviewer Ease
次の項目はReviewer Ease(レビュアーの使いやすさ)です。この商品のレビュアーの全てのレビューの平均評価とカテゴリーの平均評価の差を判定してくれているみたいです。この商品の平均スコアは4.3でしたが、カテゴリの平均は4.2とほぼ変わらず。大きな差がなかったので、問題なしと判定されたようです。
Brand Repeats
次の項目はBrand Repeats(ブランドのリピート率)です。この商品のブランドをリピート購入しているレビュアー数を判定してくれます。この数が多いと、やらせレビューを頼んでいるんじゃないかという確率が高くなりますよね。今回の結果については353件中13件、4%の人がリピートしているということで、そこまで問題とは判定されなかったようです。
しかし、聞いたこともないブランドを13人もの人がリピートしているという事実で、僕は怪しさを感じでしまいますね(^_^;)これが有名なブランドとかなら、まだ理解できるんですけどね…
Phrase Repetition
次の2項目は判定できなかった項目です。まず1つ目は、Phrase Repetition(フレーズの繰り返し)です。
この項目は、どうやら英単語のフレーズをどれだけ繰り返しているかを判定してくれるみたいです。ただ、漢字などは未対応で今回は日本の商品だったため、「N/A(分析できず)」となりました。アメリカのAmazonで適当な商品を選びチェックしてみたところ、この項目も判定されたので、まだ未対応ってだけですね。
あまりにも同じフレーズが繰り返されたレビューが多いと、怪しい商品として判定されるっぽいです。(まあ当然ですよね…)
Incentivized Reviews
この項目は、Incentivized Reviews(インセンティブ化されたレビュー)つまり、割引価格や無料でブランドから商品を提供されてレビューしたかどうかを判定する項目のようです。
以前はAmazonでもこういったレビューが横行していて、正当なレビューの妨げとなっていましたが、2016年10月よりこれらの仕組みが禁止されて、どんどんIncentivized Reviewsが削除されたようです。
(参考文献:https://jp.techcrunch.com/2016/11/24/20161003amazon-bans-incentivized-reviews-tied-to-free-or-discounted-products-2/)
それでも日本ではインセンティブレビューが、まだ横行してる様な気がしますけどね(^_^;)
この項目もまだ漢字に未対応で、「N/A(分析できず)」と判定されました。
注意点
これらの判定は、あくまでも「買うか買わないかの判断の足しにする」程度ということです。
絶対に買ってはいけないという訳ではありませんし、もしかしたら良い商品という可能性もあります。(たぶんあまり高くはありませんが…)
最後に
セールスライターとして思うのは、Amazonには変な日本語で説明されている商品が本当に増えたなって最近思います。文章って、一度変なところを見つけると、なんか引っ掛かって内容がなかなか頭に入ってこないじゃないですか?そうなってしまうと、商品はやっぱり買われにくくなってしまいますよね。反面教師として胸に刻みたいと思います(^_^;)
また、この「ReviewMeta」ですが、アプリやブラウザの拡張機能としても使えるので、このサイトをPCで見なくても使うことができます。特に拡張機能はAmazonでページを見ているだけでレーティングが表示されるので、便利そうです。
もしよければ使ってみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ReviewMetaについて詳しくはこちら
https://reviewmeta.com/
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