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成功したセールスレターをスワイプすることは非常に有効です。
もっとも”成功した”というのが条件になりますが…(成功していないセールスレターをスワイプしたら、成功の確率が下がります)
ただ、スワイプすることに注力しすぎると、全体がぼやけてしまうことがあります。
枝葉は上手に描けているのに、幹がぼんやりとした描かれていない絵のようなセールスレターです。
それを防ぐためには、常にセールスコピーの基本的な流れを意識しておく必要があります。
セールスコピーの基本的な流れ
コピーの基本的な流れとは次のようなものです
①ペルソナの感情に訴える
②ペルソナの問題を明らかにし、深刻化する
③あなたの商品・サービス以外の解決策では解決できないことを証明する
④あなたの商品・サービスがペルソナを苦しみ(問題)から救うことができる最適な選択肢であることを証明する
①②でペルソナの”感情”に訴えて問題解決の欲求を高め、③④で商品・サービスが問題解決の唯一の方法であることを”論理的”に証明して行動を促す、ということです。
この各部分を少し詳細にみていきましょう
①感情に訴える
ペルソナの頭の中でされている会話(=感情(悩み・不安・問題))から始めます。
人は常に「自分にとってどういう影響があるのか?」ということしか考えていません。
だから「自分ごと」と思わなければセールスレターを読むのをやめてしまいます。
②ペルソナの問題を明らかにし、深刻化する
人は常に様々な問題を抱えています。
仕事の問題、お金の問題、人間関係の問題など様々です。
セールスレターを読み進めてもらうためには、あなたの商品・サービスが解決できる問題にフォーカスさせて、問題解決の欲求を高める必要があります。
また、問題を明らかにすることで「プロの立場」「専門家の立場」「先生の立場」を手に入れることができます。
問題の原因を具体的に知っているということは「解決策を知っているんだな」と読み手にイメージしてもらうこともできます。
③あなたの商品・サービス以外の解決策では解決できないことを証明する
現代は、問題解決するための手段が様々あります。
人は購入するまでに知っている商品・サービス同士を比較をするので、その比較をセールスコピーの中でしておかないと、勝手に比較されてしまいます。
この時注意すべきこととしては、決して自分以外の商品・サービスを否定しないことです。
どんな商品・サービスにもメリット・デメリットがあります。
それを客観的に見て解説をしてあげることで、あなたの主張の信頼性が高くなります。
④あなたの商品・サービスがペルソナを苦しみ(問題)から救うことができる最適な選択肢であることを証明する
証拠を示してあなたの「主張」を証明します。
できるだけ具体的な事実や証拠を使って論理的に信じてもらう必要があります。
この基本的な流れさえしっかりしていれば、多少枝葉がぼんやりしていても、読み手はあなたの主張に同意して、行動してくれるようになります。
ただし、この時、注意すべきことがあります。
それは、人は他人に説得されることを嫌う傾向があるということです。
ですから、セールスレターで説得するのではなく、「あたかも自分が選択し決断したかのように導く」ことを心掛けるということです。
その時に使えるテクニックを紹介します。
「賢者と愚者」のテクニック
誰から見ても愚か者に見える例とペルソナの現状をリンクさせることによって、今、自分のしている行動がどれだけ愚かなのかを客観的にイメージしてもらえれば「賢者」の選択をせざるを得ない状態に導けます。
言い訳ばかりで行動しないペルソナに使うと効果的です。
「同一化」のテクニック
「提案されている行動」と「ペルソナが尊敬する人物がしてきた行動」を結びつけることで、あなたが提案している行動をするとペルソナも尊敬する人物と同じ行動をすることができるんだという心理状態にすることができます。
心理や感情に影響を与えるだけでなく、証拠を出して事実と結びつけているため、論理的にも影響を与えることができます。
セールスコピーの基本的な流れを常に意識して、ペルソナが自ら最適な選択ができるようなセールスレターが書くように心掛けましょう。