WEBライターとセールスライターの違い

from 成澤将士

先日、協会のWEBライター養成講座に「WEBライターとセールスライターは何が違うんですか?」って質問が来た。

このメルマガの読者はWEBライターかセールスライター、もしくはそれらを目指している人がほとんどなので、もしかしたら同じような疑問を持っている人もいるかもしれない。

なので今日はWEBライターとセールスライターの違いについて話そうと思う。

 

業務内容

WEBライター

主にオウンドメディア用の記事を書くのが仕事。読者に必要な「情報を提供する」のが主な目的。

 

セールスライター

ライティングページ(LP)、コーポレートサイト(HP)、オウンドメディア用記事、ダイレクトメール(DM)、チラシ、FAXDM、メルマガ、ステップメール、セミナーや動画のシナリオ、セールスプロセス構築などなど、見込み客に購入や申し込み等「行動させる」ための導線に必要なものすべてを作成するのが仕事。

 

難易度(低1~10難)

WEBライター

難易度1~3

書き方のパターンがある程度決まっていてその流れに沿って書けばいいので、そこまで難易度は高くない。

キーワードに則って、ターゲットに合わせた読みやすい文章を構成に沿って書ければOK。

 

セールスライター

難易度1~10

制作物によって難易度は変わるが、作成するものが多岐にわたる。

そのため、それぞれの状況に合わせて適切なものを作るための幅広い知識が求められる。

 

また、「売る・行動させる」という目的があるため、顧客心理やターゲットの状況に合わせた表現など、リサーチもライティングスキルもレベルの高いものが要求される。

クライアントの状況によっては、セールスプロセスやプロモーションの組み立てなど「設計」段階から関わることもあり、コンサルタントや舵取り的な役割をすることもある。

そのため、それなりのコミュニケーション能力やビジネスマナーも要求される場合が多い。

 

報 酬

WEBライター

基本的に「1文字〇円」のような文字単価が一般的。

クライアントから信用を得ると、「1本〇千円」などのように固定給になるケースもある。

オウンドメディアの特性上、クライアントは予算内で多くの記事を作る必要があることと、必要とされるスキルもそこまで高くないため、報酬は安め。

作成した記事のクオリティが高く修正の必要が少ない出来の人は、クライアントから追加の依頼や専属ライターの打診がある場合が多い。また、そういう場合は報酬が上がるケースも。(例、1記事3千円→1記事1万円とか)

副業で月に数万円稼ぐのなら十分だが、専業でやる場合は固定のクライアントと契約したり、数をこなせるだけのライティングスピードを付けるなど、工夫が必要。

 

セールスライター

「LP1本〇万円」のように制作物ごとに価格があるケースが一般的。

同一のクライアントから複数の制作案件を受注する場合もあり、その際は「全部まとめて〇〇万円」のような場合もある。

他には、売り上げ実績に合わせた「成果報酬」も。

 

売り上げに直結する分難易度も高く、また制作にかかる時間も増えるため、WEBライターと比較して報酬も高い。

WEBライターは報酬にそこまで開きはないが、セールスライターは駆け出しと実績がある人では1本当たりの報酬は全く変わってくる。(例、LP1本制作の場合。駆け出し→5千円 実績あり→100万円とか)

副業的にやるよりも、本業としてやっている人がほとんど。

 

まとめ

ザックリ言うと、WEBライターは「読者の知識欲を満たすことが仕事」で、セールスライターは「売る(行動させる)ことが仕事」という感じかな。

多岐にわたるセールスライターの仕事の一部のみを専任でやっているのがWEBライターって言い方もできると思う。

 

それとクライアント視点で言うと、WEBライターは「外注さん」、セールスライターは「プロジェクトメンバー」または「集客の専門家」みたいなイメージ。

だからセールスライターの方が報酬は高いけど、売れなければ責任もって書き直したりすることもあるし、成果報酬なら報酬が入らないこともある。

 

そして小さな会社の場合、そのプロモーションの成否が会社の命運を握っている。なんてシビアな状況もあったりするので、そういった状況で「最後の砦」的に託されたセールスライターが味わうプレッシャーはハンパない。

まあその分報酬が高いわけだし、上手く行ったときの達成感や、クライアントからの感謝の声は何物にも代えがたいんだけどね。

 

ここまでそれぞれの違いを話してきたけど、WEBライターが作った記事を読んで商品等に興味を持った人は、セールスライターが作ったセールスページを読んで商品等の購入をするという流れもあるから、どちらもマーケティングに関わる重要な仕事ではあるのは間違いないし、どちらも必要な仕事。

 

ということで、比較はここまで。参考になれば幸いです。

 

 

他にも聞きたいことがあれば気軽に聞いてね。ほぼ何でも答えるんで(笑)

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