アントニオ猪木に学ぶ、モノに価値をつける方法

from: 藤村紀和

 

あなたには、憧れの人やヒーローがいますか?

 

自分はタイトルにある通り、猪木さんが好きです。
幼少期からブラウン管テレビで観戦してました。
今思えば本当に偉大な人です。

 

 

とにかくたくさんのお弟子さんがいる。
藤波辰爾は生涯一番弟子であり続け、
初代タイガーマスクこと佐山聡は猪木さんを崇拝し、
袂を別った長州力や前田明も晩年は猪木さんの元に戻る。

 

一度出ていった弟子が頭を下げ戻ってくれば、
何事もなくまた受け入れる器の大きさです。

 

 

猪木さんはプロレスを通じて、色んな事を伝えてくれました。

 

 

どんなにやられてもカウント2.9で返す。立ち上がり反撃する姿。

やる前から敗けること考えるバカいるかよ。

一寸先は、ハプニング。

人は歩みを止めたとき、挑戦を止めたときに老いていく。

元気があれば何でもできる。

迷わず行けよ、行けばわかるさ!

 

 

そして逝く最後の最後まで自分をさらけ出して、
生きざまを見せてくれました。

そんな部分が自分のヒーローたる所以です。
(心よりご冥福をお祈りいたします)

 

 

 

こうしたヒーローが居るという事は、
自己啓発的に言えば成長の原動力となります。
憧れの人の真似をして、
近づくために努力・行動をしますもんね。

 

 

顧客心理の面でみれば、最近よく耳にする
「推し」という言葉じゃないでしょうか。

 

 

例えば、猪木さんは東京ドームで引退試合をしました。

しかし観戦のしやすさで考えれば、ドームは不適格です。
リングは遠く、選手も試合も見えない。
オーロラビジョンで試合を観ます。

 

 

でも”その場に居ること”が特別な事なんですよね。

 

 

プロレスの試合では昔よく紙テープが舞いました。
普通ならただの紙テープです。
でも特別な試合で待った紙テープには、
そこに思い出が込められます。

その人にとって、かけがえのない価値あるモノになります。

 

 

いわゆる「聖地巡礼」もこれと同じです。
アニメで登場した場所に行き、一体化しますよね。
「これはあの中で○○が××した場所」と
特別な意味を見いだしています。

全くアニメに興味が無い人にはただの場所、
でも特定の人には特別な場所になります。

 

 

 

人は、自分が好きな対象と自身の物語に意味や価値を付け、
それを対象となるものに重ね合わせます。

 

 

モノをただのモノ以上のありがたいものとして受け取っています。

 

 

なので、ライティングで扱う記事や商品も
見る人の思いが投影されればより響くということですね。

如何に読み手に理解と共感を示して、
読み手が自分の想いをそこに投影できるか?

 

 

オタク同士って、共有と結びつきが強くないですか?

自分の想いが共有されると話もすぐ盛り上がりますよね。

 

 

作業するとき、人と話すときは
こうした心の動きを意識していきたいですね。

 

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