商いは「飽きない」?

From:吉田 知也

 

自分が「いい」と
思っているものと、

他人が「いい」と
思っているものは違います。

 

たとえば、
ある商品のパッケージが
あったとします。

長く売っているうちに
売っている本人が
そのパッケージに飽きてきて
「リニューアルしたいなー」と
思うことがあるでしょう。

で、いざリニューアルすると
「前の方が良かった」
みたいな話になることがあります。

 

さまざまな理由で
リニューアルが必要に
なることはあるでしょう。

ただ、自分の「いい」と
お客さんの「いい」がずれると
このようなことが起こります。

 

このように、
自分が「いい」と思っていても
お客さんが「いい」と思わなければ
商売は成立しません。

 

これに関連して、
少しまわり道の話をしますが、
商いは「飽きない」だという
言葉があります。

これにはいろんな捉え方があるので
詳しくはググってみて欲しいのですが、
いちばん多く目にする解釈は
「自分の商品や商売を
 飽きずに売り続けよう」というものです。
 

たいていの場合、
自分の扱っている商品・サービスって
自分がいちばんよく見ています。
その分、飽きるのも早いです。

でも、お客さんは常に
その商品を目にした時が
ファーストコンタクトです。

なので、
自分が飽きたかどうかなんて
関係ないよ、飽きちゃだめだよ、
という話です。
これはこれで、真をついています。

 

ただ、これと少し違う角度から、
この言葉に対する
斎藤一人さんの解釈が好きです。
(銀座まるかんの創業者さんです)
 

原典が手元にないので
意訳になりますが、
一人さんの解釈では
「お客さんが飽きないようにする」
ということをおっしゃっています。
 

いくら売り手が飽きずに売っていても
もしお客さんがその商品に
飽きていたら、絶対売れません。
 

自分が売っている商品を
お客さんが買ってくれないということは
飽きられていると言うことだし、
それはつまり
「何かを変える必要がある」
という神様からのメッセージだ……
というふうに一人さんはおっしゃってます。

 

どちらの解釈も理があります。
他にも様々な解釈がありますが、
いずれにせよ、
「お客さんファースト」で
考えていくことが大事だよね、
って話です。
 

売り手の価値観は
もちろん大事ですが、
しっかりお客さんの声に
耳を傾けましょう。

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