居場所を変えてみたら、どうでしょうか

from: 藤村紀和

 

あなたは仕事をしていて、
「あ~、、やりがい感じんわ…」
なんて思ったことありませんか?

 

収入なり取引先の担当なり、
その理由は幾つかあると思いますが
人って周りの人や組織から
“あ、求められてる、役立ってる”
という感覚があればやりがいを感じやすいものです。

 

 

ではどうしたらその感覚を認識しやすくなるでしょうか??

 

持ってるスキルを増やす?

 

それも有効ですよね。
でも急に増やせを言われても難しい。。
…となれば、今やってること・できることを、
より求めている場所へ提供することだ。

 

…と、大河ドラマを観ていて感じた次第です。

 

 

 

鎌倉に新しくできた政権、鎌倉幕府。
政権運営のために必要な仕事ってたくさんあります。
市役所に窓口がたくさんあり色んな業務がありますよね。そんなイメージです。

 

その運営をスムーズに運ぶために実は…、
京都から朝廷に使える貴族が下ってきて
鎌倉幕府を運営していた…というのはご存知でしょうか。

 

 

 

鎌倉武士というのは平たく言えば武装した農民。
腕っぷしは強いけど、教養面では読み書きがなんとかできる程度が殆ど。
そして当時の慣習やしきたりに疎い。

 

 

つまり、戦は強いが事務仕事に適用する人材が少ないんですね。

 

そこで事務を回す人材がたくさん必要になります。
その役目として朝廷に仕えた貴族が、幕府の事務を支える文官にスカウトされたということです。

 

 

 

ではどうして優雅な都を捨て、
わざわざド田舎で荒くれ者が集まる鎌倉にきたのか?

 

そこには理由がありました。

 

実は貴族の世界では、
家ごとに担当する業務が決まっていたようなんです。
ある書類を作る役目の家は、ずっとずっと、代替わりしてもその書類作成だけをする。
チェック係の家はそれしかやれない。
他の仕事をすることができないんですよ。

 

ではそんな中で、
有能且つ向上心を持つ子がいたらどう思うでしょう?
それはそれはツマラナイ毎日でしょう。
やりがいも出世も見込めないんですから。

 

能力あるのに、もったいない!

 

 

そんなところに、
「鎌倉に新しい組織が出来たんだって?」
「しかも公式な書類作成に詳しい人、募集中だって?」
と耳にするわけです。

 

鎌倉は鎌倉で、実務をこなせる人材が喉から手が出るほど欲しい。
なぜなら、幕府に仕える武士の土地を保証したり、新しい土地を与えるときに発行する正式文書を作らなければならないからです。そして土地を巡る争いを裁いた際にも判決文が必要になります。

 

 

「私は書類作成しかできないが、ここなら必要としてくれる場所がある、違う仕事も任せて貰えそうだ、だからここで自分の人生切り開いてやる!」
なーんて貴族がいてもおかしくないわけです。

 

まるでそれは、一部上場企業で能力があるのにくすぶっている人材が、伸び行くベンチャー企業で花を咲かせたような感じ、でしょうか。

 

 

 

やっている仕事は同じでも、
必要とされる喜び+新しい組織を創る新鮮な毎日を送ることができます。

 

持っている能力や特技が特殊でなくても
場所を変えるだけで活躍できる場があるってことです。

 

 

現代に目を移せば、Webの世界なんて毎度億を超えるページが作成されています。
作成の仕事は多い分、有能な仕事人もたくさん居て競争も激しい。

 

でも身近なところに目を移せば
レターをそこそこ書ける人だって
「すごい!」と重宝されることも多いですよ。

 

 

なぜならお店をやってたり商売している人って
書くことに慣れていないでしょうし、
最後まで読まれる書き方を知っている方が稀だからです。

 

 

 

私自身、とあるコンテンツ記事代行をしていて、
「書く才能があって羨ましい」
なんてクライアントが言ってくれます。
※才能なんてありません

 

 

でもこうして褒められるともっと良い内容書きたいって思いますし、学習する動機にもなります。

あなたもぜひ身近な周りを見渡してみて、
より充実感を感じられる場を掴んで貰いたいと思っています。

それが更なる飛躍への近道だと思うわけです。

 

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