from: 藤村 紀和
自分で仕事をしていると気にしたいことがあります。
・いかにファンをつくるか
・太い顧客をつくるか
これが安定的な基盤づくりの基礎ですね。
新規集客というは大変です。
いかにして悩める人を見つけましょう?
なんせ既存客の3~5倍のお金がかかると言われます。
そのヒントが過去の天下人にあります。
豊臣秀吉さんです。
なんせ彼は武力も家柄も無い中で天下人になりました。
その有効なる秘訣の一つが、
接待でえこひいきを作ること。
とかく末端の部下の給与まで心配するくらい、
気配りや気に掛けることができる人だったそうです。
これが「自分のために」になると大惨事ですよね。
気を付けたいものです。
今回はひとつ例を挙げてみましょうか。
対立した相手すら、感動させてしまったその手法。
とにかく徹底的に「尽くす」こと。
本能寺の変の際、
秀吉が対峙していた因縁の相手。
それが毛利家。
当主はまだ若き毛利輝元。
英傑毛利元就が孫です。
秀吉が織田家の勢力を手中に収め、
天下人となっていく過程で
中国地方最大の勢力である毛利家に
「大坂へ来い」
と命じたんです。
輝元は恭順する意思を示していて、
渋々上洛をしました。
他の大名もこの経緯に注視してたんですね。
ここからが秀吉の凄いところ!!
会見場で現れた秀吉は、
輝元を大いに持ち上げ、
来たことを全身で喜び、
豊臣の姓を名乗ってもいいよ!と言い、
(天皇から貰った姓をおすそわけした)
官位も朝廷に便宜を図り、
さらにさらに!
京都の街並み・大坂城天守閣・奈良の大仏を自らガイドして、
公家や文化人を呼んで毎日宴や茶会、
これを2か月続けたんですよ。
若い輝元、もう虜です。
すっかり秀吉大好きっ子になり、
関ヶ原でも豊臣方につくくらいの
御ひいきになったんですね。
最有力大名の一人でもあった毛利が、
秀吉に屈服した意義はとても大きく、
他の大名家も従うしかない…
これが秀吉の真の狙いでした。
とにかく、尽くすこと。
以前聞いた話では、
とある会社が取引先を選別するとき、
徹底的な接待をするそうです。
普段一見では入れないような料亭で、
給仕をひとりずつつけさせて、
漆箱に入るような高級な手土産をひとり一つ持たせ、
黒塗りのハイヤーでひとりひとり送迎する。
とにかくここまで尽くすことで、
生半可な相手はビビって離れていくんだと。
良いお客さんを選別するにも、
えこひいき。
です!
さぁてあなたはどこまで果たしてやれるか?!
自分は打ち解けてき始めた方にこれをやり、
良い関係を結べています。
(さすがに秀吉さんみたいな尽くし方ではありませんが笑)