こうして私はついつい、ファンにされてしまいました。

from: 藤村紀和

 

コロナ禍が続く昨今、
夜20時になると飲食店が閉まってしまい、
街の灯りも寂しい我が街。

 

そんな街は全国そこかしこに在りそうですね。

 

 

実際のところ、自粛によって客足が遠のき
閉店してしまった店も複数見受けられました。

 

しかしそうしたなかでも、
自粛解除したのち、すぐに客足が戻り
絶えずお客さんが途切れない飲食店があるのも事実です。

 

 

なぜこのお店は、客足が途切れないのか?

 

 

それが、「ファン」の力、
常連さんの存在です。
選ばれるお店づくりをしているとのこと。

 

 

 

 

僕もよく行くお店(和洋菓子)があって、
売り子さんもよく声をかけてくれたり、
常連さんとして対応してくれます。

 

 

あるとき売り子さんがバックヤードに下がり、
少ししてから
「いつもありがとうございます」
とニコニコ笑顔の社長さんが出てきました。

 

「いつもこのケーキを買ってくださるですよね」
なんて好みも知ってくれてまして。
一時期は行くたびにソフトクリームを食べていたものです。

 

 

この方、社長とはいえ職人さんです。
ケーキを作っている最中にわざわざ、
対応をしてくれるんですから嬉しくないはずありませんよね。

 

 

わざわざ、やる。
相手のことを思い、やる。

 

 

こうした心地よさを味わいたくて、
そしてそんな相手にお返しがしたくて
またお店に行ってしまうんですよね。

 

 

 

実はこうした「わざわざやる」ことの大切さは、昔から効果的な事が立証されています。

 

 

あなたもご存知、戦国時代に東北の雄であった、伊達政宗公。
彼は大変筆まめでした。

 

 

当時は祐筆という手紙を代行して書く職業があり、
大名は最後に花押というサインを入れるだけがフツウなんです。

 

 

現存する織田信長の自筆は5通もなく、
家康で30通、秀吉で130通くらいななか、
政宗は1,300通あまりあるんです。

とにかく自筆に拘り、
家臣に向けてもたくさん書いてまして、
多くの手紙に「読んだら燃やしなさい」と書いてあるのに、
家臣はみんな「殿からの自筆手紙だ!」と喜んで家宝にしたほどなのでした。

 

 

 

 

日々仕事をしていると、
目先のことに忙殺されたり
感情が乱れたりして
「相手のために」
が薄れてしまうな…と顧みるときがあります。

 

 

相手を理解して、
相手が必要とする行動をしたいなーと
思う次第です。

 

何も良い商品サービスをつくって提供するばかりが価値提供ではなく
相手へ心地よさを送るのも、価値提供ですね。
何も良いレターを書いて提供する事だけが価値提供ではありません。
※これが出来ればもちろん最高なこと

 

 

あなたが相手の方に、
そして周りの方に喜ばれる事で、出来ることってなんでしょう??

 

すぐに結果が出なくても、
そうすれば、ファンが増えることに繋がり、
やがてその結果として売上げ増に至るんだということですね。

 

 

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