from: 藤村紀和
仕事で仙台に来まして、仙台駅の待合室で
帰りの待ち時間を利用しこれを書いています。
今回の滞在で強く感じたことがありまして、
それを共有したいと思い、書いております。
何を優先するか(もしくは絶対これ外そう)を決めて、
そこを揺らすのって良くないな…と。
なぜそう思ったかというと、
夕方時間が空いたので、
仙台城址へ行こうと思い立ちました。
趣味で100名城スタンプを収集していましてね。
なかなか来れる土地ではないので、今回押しておきたい。
だがスタンプ設置場所は、17時で閉まってしまう。
そして時計を見ると、そのとき16時を指していました。
何としても間に合わせたい!
ただ仙台という場所は数年前に一度来たきりで
土地勘が全く無い場所です。
そして、自分は極度の方向音痴…。
さらに、スーツケースを持っています。
時間を優先し間に合わせるのが一番なのですが、
そのなかでも自分は、歩きたくなかったんです。
だから、時間に間に合わせつつ、楽にいきたい。
そこを揺らさずに準じて動けば良いんです。
行くまでにどんなルートがあるかと言えば、
①地下鉄で最寄駅から徒歩20分。
→最も歩く
②循環バスで行けるみたいだ
→目的地に行く乗り場と本数が分からない
③①と別の地下鉄駅からバスが出ているみたい
→最も歩かないが到着はぎりぎり
結局③を選択しGoしました。
結果、最寄りバス到着が16時40分でした。
近くの駐車場案内している方に道を聴き、
目的のスタンプ設置場所へ向かいます。
ただ先日の地震で道も迂回路が多く、
急いでいきます。
途中閉店の片付けしているお土産屋さんをちょっと覗き、
タクシーの待機場所にはタクシーもいます。
③のバスが1時間に1本なので、
「帰りは使いたいな~~」と思いながら、
無事17時前にスタンプゲットです。
有名な伊達政宗公の銅像は地震被害のため修繕中。
しかしその後、目的を遂げた満足感で安心しきっていた自分に予期せぬ仕打ちがやってきます…
さぁ、帰ろう。タクシーで最寄り駅まで行けば直ぐだね、なんて考えていたら。
17時を過ぎお土産屋さんや施設が閉まったせいか、
タクシーが居なくなっているじゃありませんか。
行きに乗ってきたバスが次来るのは40分後、
結局最寄り駅までスーツケースを引きながら、
そして地震のため迂回路が多いなかを
30分歩くはめになりました。
今思えば、①の手段(帰りがこの手段だった)を取り、
最寄駅からタクシーを使えば良かったんです。
ワンメーターで済みますし、
そうすれば17時前にお城を一回りして、
タクシーで帰れたんですよね。
時間の節約と徒歩移動を避けることを
徹底しなかった結果がこれ、なのでした。
時間も歩く労力も節約したいのに、
中途半端にお金も節約しようとして
良いトコ取りを狙うと良くないですね。
そしてこうなると自分の取った手段に、
「あーー、ダメだった俺」
なんて責めてしまうことも出てきます。
だから、一度決めたことをちゃんとやれたことを自分で讃えることが大事なのと、
その経験から、
「得たものと失ったもの」
「気づけたことと気づけなかったこと」
「目がくらんだこととじつは目に見えていたこと」
をちゃんと分けることができたら、間違いなく次へとつながると思います。
一つ達成できれば、次が欲しくなるのは人間の性です。
でも今回はスタンプを押すという目的は達成できたんですから、それでよしです。
欲張らない、欲張らない。
一つ一つ、達成していきませんか?