from: 藤村紀和
仕事をするときとか、人付き合いで
「Win-Winの関係を大事にしよう」
って言いますよね。
自分ばかり損して相手ばかりいい思いをするような搾取関係や嫌じゃないですか?
逆に自分ばかり儲けて相手を蔑ろにしていたら、人は離れ孤立していきます。
常にWin-Winが何か考え求めて行きたいな。
最近そう思うことがありました。
それは友人とその子どものやり取りを見たから。
友人の子どもはもうすぐ4才になります。
保育園で教えて貰ったのか、
最近「じゃんけん」が好きなようで
子どもの相手をしているそうです。
と、ここでいきなりクイズを出します!
じゃんけんって、Win-Winになるのでしょうか?
・
・
・
いかがですか?
あいこでない限り、必ず勝ち負けは発生しますよね。
あいこはWin-Winではありません。
では、じゃんけんでWin-Winにはならない??
察しの良いあなた、さすがです。
Win-Winになりえます。
なぜなら、”Win”をどう定義するかで変えられるからです。
著名なスティーブン・R・コヴィー博士の7つの習慣では、
Winとは「勝つ」ことではなく「得たい結果を得ること」と定義しています。
じゃんけんのWinを「勝つ」にするとWin-Winならないけれど、「得たい結果を得る」にすれば、成り立ちます。
友人はこう言います。
「子どもが一喜一憂するのが微笑ましくて、一緒に過ごせることが嬉しいんですよ」
なので得たい結果を定義すると、
子ども=じゃんけんで勝つこと
友人=子どもの喜ぶ姿を見ること
ということでWin-Winは成り立ちます。
これは仕事においても同じことが言えますよね。
相手の得たい結果を注意深く見極めることで
Win-Winの関係が作れやすくなります。
そしてより意識したいのが、
「相手の得たい結果、決めつけてないか?」
というところです。
以前こんなことがありました。
夫婦で経営している整骨院から、
「LP書いて欲しい」という依頼事例です。
普通なら、
「はい、ではLP書きましょう」で、
求められているモノと提供するモノが合致して
売上げ上げてWin-Win達成!と思いきや。
リサーチ段階でよく聴いていくと…
実は本当のところ、売上げ上げたいではなかったんです。
忙しくて夫婦すれ違いが多くて、
夫婦一緒にいられる時間が欲しいから
そのために人を雇って給料払うために
もっともっと売上げを上げなければ…
というお話しでした。
LP=得たい結果は売上げUPでしょ?
と思っていたものが、
もっと深いところに、お相手が得たい結果があったわけです。
ですので、安易にLPを提供することを止め、
夫婦の時間を取るために仕事の整流化や合理化を中心に、煩雑な事務作業を見直しました。
結果として多くは無いものの、ご夫婦が月に1回一日過ごせるだけの道筋ができ、
「本当に、本当にありがとうございました!」と言っていただいたのです。
LP書いて売上げ上がれば嬉しいは嬉しいですが、
一番得たいものを得るお手伝いができて
一段高いWin-Winを築けたんじゃないかなと思いました。
自分のWinも明確にしながら、
相手のWinと合致させられればいい仕事ができますよね。
しかも最後までやり遂げられる原動力になります。
そして仕事だけでなく、友人家族やお世話になった方にも
こうした姿勢を持ちたいものですよね。
もしあなたが、まだ駆け出しだけど…思いを持ってライターをしているのなら。
手早くWin-Winを感じられるこんな記事も参考になると思います。