心を動かす文章の最大のコツ

こんにちは、昌子です。

さて、このところ
「おばあさんの新聞」という
短いエッセイを分析しながら
ライティングスキルを磨くためのコツを
お伝えしてきましたが
このシリーズは今日で最後になります。

やろうと思えばもっと
深掘りできると思うのですが
コメントも減ってきたので
だんだん飽きてきたのかな、、、と(^^;)

なので、来週からは
通常のメルマガに戻します。

というわけで最後の分析ポイントですが
それは「誰に向けて書かれているのか?」
ということ。

もしあなたがセールスライティングを
勉強しているならきっと

・どう言うかよりも何を言うかが重要
・何を言うかよりも誰に言うかが重要

といったような言葉を聞いたことが
あるかと思います。

で、この「誰に言うか」というのが
つまりペルソナになるんですね。

反応の取れるセールスレターはすべて
たった一人のペルソナに向けて書かれています。

「たった一人に向けて書いたら
逆に反応が取れなくなってしまうんじゃ?」

と言われることがたまにあるのですが、
そんな時に僕はこう答えます。

「たった一人の心を動かすことができずに
10人、100人、1000人の心を動かすことが
できると思いますか?」と。

逆に言えば、
たった一人の心を動かすことができれば
何十人、何百人、何千人の心を
動かすことは難しいことではなくなります。

例えば、今回の
「おばあさんの新聞」というエッセイ。

筆者は誰に向けて書いているでしょうか?

これは新聞社のエッセイコンテストに
投稿されたエッセイですが、
筆者は新聞社の審査員に向けて書いたのでもなければ
新聞の読者に向けて書いているのでもありません。

新聞を読ませてくれた
おばあさんに向けて書いているのです。

事実、筆者の岩國氏は受賞後の
インタビューで
「ずっと言えなかったありがとうを
おばあさんに言えて良かった」
みたいなコメントを残しています。

そして、だからこそ
このエッセイは共鳴を呼び、
絵本になったり教科書に載ったりして
今でも読まれ続けているわけです。
(と思います)

これは、セールスレターでも
ブログでもメルマガでも同じです。

ペルソナが具体的であればあるほど
そのメッセージは共鳴を呼びやすくなりますし、
逆に「30代・男性・会社員」といったように
抽象的になればなるほど反応は下がります。

これが、
「ペルソナは実在する人物に
設定した方が良い」
と言われる所以です。

以前もお伝えしましたが
セールスレターの本質は手紙です。

そして、手紙は本来
たった一人の人に向けて書くものです。

さて、あなたは誰に向けて
そのセールスレターや
ブログを書いていますか?

もしあまり反応がないのであれば
まずはペルソナの設定を見直してみることを
オススメします。

それでは、また。

昌子 幹

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