小説の書き方を学ぶと、コピーにもすごく役立つ!

From:吉田知也

先日本屋に行った際、
興味があって、
こんな本を買ってきました。

「プロだけが知っている
 小説の書き方」という本です。

 

多くの人に話してますが、
ぼく、最終的には
小説を書きたいと思っています。

今年こそは取り掛かりたいって
毎年言ってる気がしますが(^ ^;)、

そんな感じなので、この本を
たまたま本屋で見つけて
つい買ってしまいました。

 

最初は興味本位で読んでいたのですが
読んでみると、小説だけじゃなく
セールスコピーにもかなり
使えるなって感じたので、ご紹介しますね。

 

たとえば、
「悔しい」という感情を
読み手に共有させたいとします。
コピーでもよく使われる感情ですよね。
 

ここで、
全く同じシチュエーションを
2通りの方法で書いてみます。
(ぼくがオリジナルで書いてみました)
 

(1)
私は取引先のA氏から、急に取引停止を告げられた。
とても悔しく、絶望的な感情が込み上げてきた。
それでも私は無理に微笑んで「大丈夫ですよ」と取り繕った。

 
(2)
私は取引先のA氏から、急に取引停止を告げられた。
言われた瞬間、急に目の間が真っ白になる。
足元が急にザワつき、自分が正常に立てているかどうかも判断がつかない。
胃に鉛でも入ったかのような重たさを感じながら、
それでも私は無理に微笑んで「大丈夫ですよ」と取り繕った。

 

最初と最後の行は同じ内容です。
さて、どっちがグッときたでしょうか?

 
1番では「悔しく、絶望的」って
説明してしまってますよね。
状況としては分かりやすいのですが
とても客観的な感じがします。
 

一方2番では、悔しく絶望的になった時に
「私」に起こった体の変化だけを描写しています。
悔しいとも、絶望とも、一言も書いてません。
ですが、妙にリアリティを感じませんか?

これって、その時感じた感情が
「映像化」されているということです。
 

こうしたリアリティが
読者に共感や没入感を生み、
つい読み進めてしまう
文章になっていくってことです。
 

こんな考え方が
たくさん紹介されていて
とてもいい本でした。
 

小説を書きたい人はもちろん、
コピーの描写力を上げたい人にも
めちゃくちゃおすすめでした。
むしろ、これを読むと
小説を書きたくなります(笑)

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