他人事を自分事にするから、読んで貰えるようになる

from: 藤村紀和

 

「事業仕分け」って覚えていますか?

その昔、とある政権がやっていました。

 

税金の無駄遣いを撲滅するため、
事業に使うお金が適切か?
効果を上げているか、また効果を見込めるか?
を査定する政策でした。

『2位じゃダメなんですか?』

という流行語(?)を生んだものです。

 

 

あの政策の目的ってたしか、
税金投入の無駄を洗い出して
予算を組み替えして、
無駄なものから必要なところへ持って行くために
お金も10兆円単位でひねり出せる…

そんな話だったと記憶しています。

 

 

色んな仕分けをマスコミも報じてましたが、
あれって傍から見ていて、
なんか他人事じゃありませんでした?

 

 

 

人に訴えるときには、
自分事になって貰わないといけません。

だって、自分事にならなければ
人は動きませんからね。

 

 

今日は、他人事を自分事にする、
そんな進め方を体験したので共有したいと思います。

自分自身が伝えたいことを相手に響かせるには、
自分の事と思って貰うのが一番ですからね。

 

 

 

国レベルでは既に過去のモノになってしまった
この「事業仕分け」なんですが、
実はこれ、我が県で今もってやってるんですよ。
今年で13年目、コツコツやってます。

 

 

自分も県民代表に選ばれていて、
当日県庁へ行き参画してきました。

 

この場に居て見聞きしたことがあって、
他人事を自分事にするってこういうことか…と学習になったんです。

 

 

参加者を見ると、20人くらいいます。
老若男女問わず大学生から60代まで、
学生さんに会社員、経営者など、
職業も業界も様々でした。

 

そして県の職員に意見する専門家お二人に、
進行をしていくコーディネーターが付きます。

県の職員が説明をしていきます。

 

事業のジャンルも6つありまして、
自分は「地域外交」というジャンルで
県の施策に意見する班でした。

 

…はぁ。地域外交、ですか。(なんだそれ。。)

 

おおよそ察しはつくのですが、
要するに”国際交流”について県がやる施策に
何か意見を挙げてより良い施策にする、
それが今回の目的なのでした。

 

 

周りの皆さんは何かしら関係しているのか、
やたら自分の事を饒舌に話してます。

 

でも自分のなかではそれが全然響いてきません。
むしろ「それ、自分のことばかりじゃん」
と冷めた感じですらある(すみません…)

 

 

なぜなら私自身、
周りに外国人は居ないし
仕事してても外国人と接点ないし、
海外も殆ど行ったことないし、
生活しているなかで全く関係なかったからです。

 

 

他人事を自分事にするのは、難しいですね。
自分に責任が被さってきたり、損得が絡むと自分事にならざるを得ないんですが、
でも自分事になった瞬間があったんです。

 

 

それは、コーディネータさんが
高校生に意見を求め、周りに伝わるようファシリテートしたときのことでした。

 

 

自分たちがこの子たちの立場だったら、
どうしてほしいか?
これから大人になる世代には、
どうしたあげたいか?

この視点を持たせてくれて、
課題が自分事になったんですね。

 

 

 

人って、誰かのために何かしてあげたいという欲求を持っています。

それを明確にしてもらえたんですね。
だって高校生の段階で、県政に参加して良い故郷にしたいなんて、言うんですもの。

力になりたいじゃないですか。

 

 

 

あなたもコンテンツ記事書いたりセールスライティングしてるとき、または始めたきっかけって、
もちろん「稼ぎたい」があるんでしょうけど、

やっていくうちに
「このスキルで良い商品売ってあげたい」
とか、
「人の役に立って、価値提供してお金を貰うんだ」
って思うことはなかったですか?

 

そこに、そう思う理由として、
「なぜならね、、、」
と語るに落ちる内容があれば最高です。

 

 

こうした話をして義侠心をくすぐることとか、
「あなたに助けてほしいんです」
という、ちょっと違う視点で文章を読んで貰い、
反応取っていくのもセールスライターの腕の見せどころじゃないのかな、と思うわけです。

 

 

興味ない人に対して自分事になってもらうには、
公の心に火をつける!

でも響かない人もいるので、相手は見ながらやりましょう(;’∀’)

 

 

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