一皿220円のブリを多く買って貰うためには?

from: 藤村紀和

 

私は回転ずしが好きでよく行くのですが、
今の季節美味しいのが、ブリです。

 

ブリが好きなんですよね。
旬の魚は脂がのってとてもおいしいです。

 

で、一般的には一皿110円で2貫のブリですが、
(今は一皿110円も少なくなりましたね)
一方で一皿220円で2貫のブリが売られていれば
それでも110円のほうを選んでしまいます。

 

 

当然何か違いがあるんだろうとは感じながらも
腹いっぱい食べたいから値段が安い方を選ぶ。

 

 

今は物価高もあり、家計も切り詰めながら
安くてそこそこ美味しい方を選びたいと考えるでしょう。

単に価格しか情報がなかったら
購買行動として多分安い方が売れるでしょう。

 

 

ここで220円の皿をたくさんい売りたいって思ったら、
どうしましょうか。

 

 

 

まずは値段が違うってことですから、
何かが違うってことではあります。

 

 

例を出してみれば、
例えば同じ養殖でも数を絞って育てていて、
水揚げするときに一匹ずつ釣っているから
キズがつかず味が傷んでない。

だから刺身でも焼き魚でも新鮮な脂を堪能できます。

みたいな。

 

 

さらにそこへスタッフの絶賛コメントがあって
その人の写真と味の感想がPOPで書かれていれば、
いつもの味とどんな違いがあるのかな?って
一皿食べてみようかな?って感じになりそうですよね。

 

 

食べ比べセットなんて作ってみても面白いかもしれません。

 

 

 

どれだけの手間を掛けられているか、背景を見せてみる。
この、「背景を語る」ってとても大事だと思うんです。

 

そして色んな手段でお届けしていく。

 

 

実際聞いた話でこういう事例がありまして、
静岡に用宗漁港というところがあり、
ここは「しらす」が有名なんです。

 

冷凍のしらすも売っているんですが、
冷凍品でも普通と違うって背景を出しています。

 

 

まず漁の網と水揚げするときの船の速さが違う。
通常の素材・通常の船の速度で網を使った漁をすると
しらすが潰れてしまうんですね。
だから用宗のしらすは形がそのまま新鮮な状態で水揚げします。

 

そして特別な急速冷凍機で冷凍するので、
解凍しても鮮度がそのままなんです。

 

茹でても全く臭味が出ない。

 

そして美味しい食べ方も教えてくれます。

 

価格もべらぼうに高いわけではないので、
やっぱり人気なんですね。

 

 

 

なので商品の価値って、
我々が目にしているのは本当に一部分だけだと思っていて、
人って知りたがりですし良い情報には目が行きますから
たくさん知ることで幸せを感じられるんじゃないかと思います。

 

高くてもその商品の価値が必要な人に届けば、
買ってくれますよねってことかなと思うます。

 

 

あなたはどう感じますか?

 

ちなみに。
僕は実際220円のブリが110円皿との違いが明確だったので、
220円のお皿が110円の枚数を上回りました笑。

 

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