頭が次の仕事に切り替わらない時、どうする?

From:吉田知也

セールスコピーや本の原稿など、
執筆をしているとどうしても
あるひとつの分野に頭が
どっぷりになってしまいます。

ですが、
こうした長めの原稿に
取り掛かっている時、
スタートから完成まで
一本の原稿に集中できることは、
けっこう稀です。

修正や内容確認などで
待たされることもありますし、
その間に別な仕事も進めたいです。
ということで、大抵何本かを
掛け持ちすることになります。

 

こういうとき、
なかなか頭の中身を
切り替えることができません。

そりゃそうです。
直前までと全く違う頭の働きを
しないといけないわけですから。

ぼくは勝手に
「思考の慣性」と呼んでます。
フィーリングとかの
「感性」ではありません。
一度ついた勢いが
止まらない方の「慣性」です。

前の仕事の勢いがつきすぎて、
急には曲がれなくなってるのです。
無理やり原稿に向かったところで
まったく執筆が進みません。
 

こんなとき、仕事と仕事の間に
十分なインターバルがあれば
慣性なんてわざわざ
気にしなくてもいいのですが
大抵の場合(〆切的な問題から)
そうもいきません。

 
で、こういう時に
どうしてるかという
話なのですが……
 

こうなることが分かっているので
「作業再開の時にはこれを読む」
という資料を、あらかじめ
作業開始の前にまとめてあります。

最初の執筆企画時に
マインドマップで
以下のようなことを
まとめておきます。

・なんでそれを書くのか
・どんな人がターゲットか
・どういう内容を書くのか
・本なら、章立てとその内容
・セールスコピーなら、大まかな構成

要は、これから書く原稿の
企画書&設計図みたいなやつです。
 

ポイントは、
「そのマインドマップを見るだけで
 何も考えずに書けるぐらいの
 準備をしておく」ことです。

あとは書いているうちに
マインドマップを書く時に
考えていた細かいことも
思い出せるようになります。

 

仕事が忙しくなってくると
どうしても複数の案件を
同時にこなすことが多くなります。

スタンダードな対策ですが、
やはり最初の計画を
しっかり行っておくことが
切り替え時間を短縮して
すぐ次に動き出すためには
一番効果的だと感じます。

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