マーケティングクイズ :人手不足の地方に、どうやって働き手を呼び込むか?

from: 藤村紀和

 

GW期間中にとても面白い番組を観ました。

人口減の今、地方にどうやって人を呼び込むか?
という課題に対して、素晴らしいサービスをしていました。

働き手の問題はどの地域でも抱えていて、
人集めや移住促進に取り組んでいますが
うまくいっている地域ばかりではないですよね。

 

ではあなたに質問です。

地方は就業人口が少なく、人手が足りない。
しかも農家に代表される第一次産業では、
人手が必要な時期に季節性があります。

 

あなたなら、どうやって人手を集めますか??

 

現状、外国人実習生というかたちで、
人手を埋めている地域は多いです。

 

でもこの番組で見た方法は、
「なるほどなぁ」と納得するものでした。

 

そこには、発想の転換があったんですね。

どう転換したのか?

 

通常、農作業や山仕事などの仕事って、
どんなイメージを持ちますでしょうか?

力仕事で手作業で、辛い…
働くの、大変だ…

自分も昔、蓮根掘りのバイトをしたことがありますが、
泥のなかに胴長を着て入り、鎌で一つずつ切っていく
体力仕事で大変でした。

 

実はこうした大変な労働を、
「ユニークな経験の場」と発想を転換したんですね。

 

そして、ターゲットを若い人に定め、
この貴重な体験と旅をセットで提供してるんです。
こうしたマッチングサイトの紹介をしていました。
社長はまだ30そこそこだったと記憶しています。

 

 

地方の人手が足らない店や農家さんは
若い人の労働力を呼び込むことができ、

若い人は格安で旅ができ、
ユニークな体験を積める。

 

 

「働く」のではなく「体験」にしたところが発想の転換ですね。
働く=ネガティブなイメージが付きがちなのを
こうして払拭し、むしろ成長するために必要なものにしました。

 

しかも休みのときは周辺を観光することで、
地元経済もちょっぴり潤うというオマケつきです。

そして若い人はその体験をSNSで発信し、
地方の良いところが拡散される…

 

いいことずくめですね。

 

これも双方のお困り事や望むことを
細かく理解できているからです。

自分からの目線だけじゃなくて、
もう一方の視点と、
双方をどうしたらうまくムリなく繋げるだろうか?

こんな視点を常に持っていきたいですね。

きっと日常生活で、ヒントが引っ掛かってくると思いますよ。

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