あなたはこうしてお客を逃している

From:昌子 幹

先日、車を買い替えることにしました。

僕はそもそもそんなに車にこだわりはなく
基本、乗れればOK派だし
一度買ったら最後まで乗り続ける派ですが、

今の車はかれこれ15年以上乗っていて
さすがに色々問題も出てきたので
渋々(?)買い替えることにしたのです。

まあ、新しい車を買うまでにも紆余曲折あって
話せば長くなるので割愛しますが
結論から言うと、今とは別の
ディーラーで買うことにしました。

今のディーラーとは
長年の付き合いだったので
正直「ちょっと申し訳ないな」
なんて思っていました。

案の定、所用で今のディーラーに行った時に
別のディーラーで車を買い替えることを
担当者に伝えると
あからさまにガッカリされました^^;

まあ、それはいいんですが
ちょっと驚いたのはその後。

今までは帰り際など
車で駐車場から出るところまで
VIPよろしく見送ってくれていたのですが
その日は席を立ったその場でバイバイ。

「そこまであからさまに態度を変える!?」
とびっくりすると同時に
「もったいないことしてるなー」
とも思いました。

だって、こちらとしては
別にそのディーラーに不満があって
そこで車を買わなかったわけではないのです。

ただ、条件に合う車が
そのディーラーにはなかっただけ。

なのですが、担当者は
なぜ他で買うことにしたのか
理由を聞くこともなく
「こいつはもうお客ではない」と
バッサリ切り捨ててしまったのです。

もし理由を聞いていたら
「うちにもそういう車が必要かもしれない」と
メーカーに提案したりできたかもしれないし、

そこまでは無理としても
最後まで丁寧にフォローされたら
僕も数年後(?)にはまたそのディーラーで
買う可能性だってあったわけです。

が、担当者のあまりの態度の急変に
その可能性はゼロになりました。。

実にもったいない。

でも、こんなことはよくある話で
買わなかったお客さんって
その時はたまたま何らかの理由があっただけで
将来的に買ってもらえる可能性は
十分にあるんですよね。

ところが、
僕たちマーケターやコピーライターは
プロモーションなどでその時に
売ることばかりに必死になって
買ってくれなかったお客さんを
ないがしろにしてしまいがちです。

でも、そんな時こそ重要なのが
買わなかったお客さんに
買わなかった理由を聞くこと。

もし価格がネックだったのなら
多少機能は劣るけど廉価版の商品を案内したり
継続してフォローしていけば
次の機会には買ってもらえるかもしれません。

あるいは、商品内容に不満があったのなら
それを改善することだってできるわけです。

いずれにしても、
買わなかったお客さんを
きちんとフォローするかどうかで
将来の利益が全然違ったものになることは
間違いないので
あなたも気をつけてくださいね。

それでは、また。

昌子 幹

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