from: 藤村紀和
決断できずに機を失った-。
あなたは「あぁ、チャンスを逃した!」
という経験したこと、ありませんか?
商売で言うところの「機会損失」というやつです。
判断をミスって売るものが足らずに
儲け損なった状態をいいます。
この状態は、買い手の期待に対して
ストレートにすぐ応えられなかった。
また期待値を超えられなかった。
ということだと思うんです。
というのも、、
「今さら遅いわ!」
となるともう振り向いてもらえない…
と感じたことがあったからなんです。
昨今の武漢コロナ騒動のなかで、です。
自粛要請に対する対応策が
いろいろ二転三転してますよね。
特に経済的な面で。
僕のなかでそこに良い悪いを論じることはありません。
いろんな立場や目線で、主張は変わると思うので。
だから一概に良い悪いは言えないと。
この例えがどうかと思いましたが、
ただ状況がとても分かりやすかったので
題材にしました。
マーケティングステージそのままじゃないか?
そう感じたからなんです。
…
世界各国では、対策として
現金給付が速やかに出るなかで、
同じように現金給付を待ち望む声が
とても大きかったですよね。
そう、待ち望んでいる状態。
マーケティングステージで言うと、
「欲しい!いつ出るんだ?」
です。
このステージに効くヘッドラインは、
「お待たせしました、○日に発売です」
と力強く宣言することでした。
大多数の声は、
現金給付を、
「速やかに」
「無条件で」
決断してほしい、という声。
しかし現実は、
・現金給付は不要だ
↓
・商品券がいいんじゃない
↓
・かつてない政策をやるぞ
⇒布マスク×2(しかも世帯で)
↓
・108兆円の経済対策うつぞ
⇒お金支出は20兆円足らず(経費で12兆円)
↓
・30万円現金給付するぞ
⇒各種制限つき、国民8割以上は対象外
↓
・10万円現金給付しようかな
⇒無条件?たぶん。今ここ。
大騒ぎになり2か月が経ち、
現在までこんな動きでした。
ようやく無条件での現金給付に”なりそう”なところにきてい
ますね。
当初国民から期待されていた
現金給付政策が実現しそうなんですが、
一般のウケ・反応はどうですか?
歓迎されてるよりも、
「なんだよ、遅せーよ!」
「ようやく出す氣になったか」
「本当に出すのかよ?」
こんな声を多く聞きませんか?
(僕の周りは多いです)
もちろんいろんな事情はあると思うんですよ。
ただ、すぐに無条件給付を決めていたら
今より沸いていたと思うんですよね。
でも機会を失ったことで
当初の要望のものを出しても、
ありがたがられるどころか
「当然だろ?」
と受け取られる始末になってしまったかなぁと
そういう雰囲氣を感じてしまいました。
当然官の動きと民の動きは
スピード感が異なりますけど、
実地で機会損失の結果を見た氣しました。
何が怖いって、
誰も実際には損はしてないんですよね。
でも評判が落ちてしまう。
僕には今回の件が、
期待に対する応え方の手順を見た一幕でした。
例として相応しいかどうかですが…
あなたはどう感じられましたでしょうか?