恐怖の名刺交換

From:成澤将士

 

今から4年前、僕はこの仕事を生涯の仕事に
すると心に決めて起業した。 

貯金なし、コネなし、営業経験もなし、
そしてレターも書いたことほぼなし。

今思うと、良くそれで決断をしたものだ。
だから、まあ苦労した。

 

まず仕事が取れない。

「名刺を作って人に会えば仕事が取れる」

そう聞いてそそくさと名刺を作り
さっそく交流会に行ってみた。

 

しか~し、当時の僕は交流会のあの独特な
空気がまったくダメだった。

周りのポジティブオーラに飲まれてしまって
気後れしてまったく名刺交換ができない。

僕以外にもライターが何人もいて、
あのバチバチやってる感じもダメだった。

開始から15分、会場の端でウロウロして
いただけなのに、僕の心は限界を迎えた。

 

そして、受付にいた運営の人とだけ
名刺交換をしてそそくさと帰った。

数年後、彼が大物になり僕に多大な
幸をもたらしてくれるのだが、
その話はまたいずれ、、、

 

結局、仕事なんか全然取れなかった。
ちなみに僕は今でも名刺交換が苦手。

そして僕は人の顔と名前を
覚えるのが絶望的に苦手。
特に中年の男の人はダメ(笑)

自分は何てダメ人間なんだって思う。
そんなダメ人間のままの僕だけど、
もう交換した名刺は500枚以上ある。

 

どうやってダメ人間の僕が、名刺を
たくさん交換できるようになったのか?

どうやってそこから仕事が取れるように
なったのか?

 

ちなみに、名刺にUSPを書くとかじゃない。
僕も実際に名刺にUSPを入れてはいるけど、
名刺にUSPを書いたところで、
そこから話を膨らますのが苦手。

 

じゃあどうしたのか?

 

それは、、、

「相手にお願いされて名刺交換をする」

この状況を作ることにした。

 

誰でも有名人や権威とは繋がりたい。
セミナーをやれば、講師の前には
必ず名刺交換の列ができる。

だったらそっち側に行けばいいんだ。
先生ポジションなら今みたいに
頑張らなくても良いハズ。

人に話しかけられないなら、
人から話しかけられる人になればいいんだ!
それが僕のたどり着いた答え。

まあ、そのせいで色々苦労を
していくんだけどね(笑)

 

そもそも名刺交換の空気に
耐えられないんだから、

いざ講師の立場になったところで、
人前でアガって震えて話せなくなったり
むっちゃテンパるっていう大問題が
発生したりね。

 

でも、今思うとあの時の選択は
間違ってなかったと思う。

できない事はできない。
だったらできる方法を考える。

この仕事で食っていくって決めた以上、
そういう工夫は必要だと思う。

 

でもその前に、言われたことは
一度はやってみるべき。

相手に悪意がある場合は別だけど、
そうでないなら自分のために
言ってくれているわけで、

それを一度もやらないのに、
他に良い方法がないかを聞いて
回っているうちは何も変わらない。

 

何でもテスト。
まずはやってみて、
それから改善策を考える。

これって、DRMそのものじゃない?

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