食レポとライティングの共通点

from 成澤将士

あなたはグルメ番組とかって観る?

僕は夕食を食べながら撮り溜めている番組を観るんだけど、せっかくグルメ、青空レストラン、相葉マナブ、孤独のグルメなどなど、結構グルメ番組が多かったりする。

それぞれ独自色があって面白いんだけど、これらグルメ番組といえば必ずあるのが食レポ。

そして観てると、食レポが上手い人と下手な人がハッキリ分かれるんだよね。

特に番宣とかで出てくる慣れてない人とかだと、あんま上手くないなぁって思うことが多い。

 

んで、今日は食レポが上手い人と下手な人って何が違うんだろうって考えてみたんだけど、あなたは何が違うと思う?

 

僕は、「視聴者に伝える意識」がどれだけあるかの違いじゃないかと思う。

 

上手い人は、五感を伝える努力をするんだよね。

・サクサクした食感

・ごま油のこうばしい香り

・ダシの旨味が広がる

・脂がしつこくない

・歯がいらないくらい柔らかい

・一般的なものと○○が違う

とか、視聴者が食べてなくても想像できそうなキーワードを散りばめながら自分の言葉や個性を交えて伝えてる感じ。

 

一方、下手な人は、

・めっちゃ美味い!

・いくらでも食べられる

・凄い!ヤバい!

みたいな感じで、あくまで自分のテンションや感想で終わるんだよね。

 

美味いのは分かったけど、どう美味いのか?どこが違うのか?が分からないから、観ててもあまりピンとこない。

酷いときは、食べてるラーメンが味噌なのか醤油なのかすら分からない時もあるくらい。

 

番組は視聴者あってのものだから、視聴者に伝わるようにってのが大前提だと思うんだけど、その辺りは結構個人で意識差があるんだなぁって感じるよね。

 

 

この「伝える意識」ってのは、もちろん僕らの仕事でもむっちゃ重要。

 

自分が言いたい事を言いたいように言ってるだけで、読んでくれる相手の事はどっかいっちゃう「独りよがりなレター」は、マズいレターの典型。

 

読んでくれている人(ターゲット)に刺さらなければ書いても意味がないよね。

頑張って書いたものが評価されないとか、マジで悲しいもん。

 

だからライティングする時は、常にペルソナを決めて、その人に伝わるように書くべきなんだよね。

 

ちなみに僕個人の意識としては、ライティングの根底にあるべきなのは「思いやり」だと思ってる。

「良い商品や情報をこの人(ペルソナ)に伝えて、何か良い変化が起きるキッカケになってほしい」

そんな感じで寄り添う気持ちで書けば、変に上から目線になることもないし、きっとその気持ちも伝わるハズ。

 

「伝える」って難しいことだし、相手だって馬鹿じゃないんだから、色々察する。

 

だからこそ、書く時はテクニックだけでなく、心根の部分にも意識を置いてやってほしいなって思うんだよね。

 

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