まだコピーライターにはなるな

From:昌子 幹

「本業を辞めて
セールスライターになろうと思うんですけど」

自分でビジネスをやっている人から
たまにこんな相談を受けることがあります。

事情や背景にもよるんですが
そんな時、僕は基本的にこう答えます。

「まずはコピーライティングや
マーケティングを活用して
今のビジネスを伸ばした方がいいですよ」と。

ていうか、僕が逆の立場だったら
絶対そうすると思います。

 

というのも、
コピーライターってやっぱり
経験値が必要なんですよね。

例えば、スポーツでも
どんなに練習でうまくできても
本番でもうまくいくとは限らないですよね。

コピーライティングもそれと同じで、
やっぱり実戦で案件をこなしていかないと
本当の実力ってついてこないのです。

 

でも、だからといって
実戦経験のないライターに

「何度失敗してもいいから
とりあえず書いてみてよ」

なんて太っ腹なことを言ってくれる
クライアントなんてまずいないので
なかなか経験を積むことができない。

試しに書かせてもらえたとしても
それがコケたらそこでジ・エンド。

クライアントに申し訳ないやら
自信喪失するわで
再起不能になる人もいます。

 

でも、自分のビジネスであれば
そんなことはありません。

もちろん、かけた広告費や
労力が無駄になることはあるけど、
基本、何度でも挑戦できます。

そうして経験を積んでから
他の会社の案件を受けた方が
自信を持って取り組めるし
依頼する方も安心です。

 

そういう意味で言うと
会社員の場合も同じですね。

自社の商品を売るためのセールスレターなら
何度失敗してもそう簡単に
給料が下がったりはしないでしょう。

 

駆け出しの時ばかりではありません。

クライアントの案件の場合
新しいことを試すってことが
なかなか難しいんですよね。

例えば、新しいライティング手法を学んでも
それをクライアントの案件で
試すのはリスクが伴います。

でも、自分のビジネスであれば
何を試すのも自由です。

うまくいったらその実績をもとに
クライアントに提案することもできるし、
コケたらコケたで
自分で責任を取ればいいだけ。

 

まだまだあります。

コピーライターを長く続けていると
「売れる商品の作り方」
みたいなものがだんだんわかってきます。

「こんなのがあったら売れるのに」
と思うのですが、
クライアントに提案しても
受け入れてもらえる可能性は低い。

でも、自分のビジネスであれば
商品を改善するのも
新しい商品を作るのも自由です。

 

というわけで、
もし自分のビジネスが既にあるのであれば
まずは自分の商品を売るために
コピーライティングやマーケティングを
活用した方が圧倒的に楽だし有利なのです。

 

もっと言うなら、
コピーライターとして活動する場合も
クライアントの商品を売るだけでなく

自分で商品を作って販売することにも
挑戦していった方が良いと思いますし、
それは十分に可能だと思います。

とかく、コピーライターというと
フリーのイメージが強いのですが
それだけが選択肢ではありません。

逆に、コピーライターという
セルフイメージを変えていくと
可能性はもっと広がると思いますよ。

(コピーライターにならない方がいいと
言っているわけではないですよ)

それでは、また。

 

昌子 幹

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