世は変われど、本質は変わらず

From:昌子 幹

先日、以前勤めていた会社の社長
(Tさん)から久々に電話をもらいました。

ネット通販がどうしてもうまくいかないので
相談に乗って欲しいとのこと。

ぶっちゃけ、在職中には
ぶつかることも少なくなかったのですが、

けんか別れしたわけではないので
快くOKしました。

結構、緊急事態だとのことで、
現状の問題点を聞いた上で
とりあえずすぐにできそうな対策を
一通り提案しました。

Tさんも納得してくれたようですが、
最後に一言だけつけ加えました。

「今、伝えたのは全部
応急処置のための
テクニック的な話です。

いずれ使えなくなったり
応用が効かなくなったりすると思うので
本質的な部分から考え直した方が
いいと思いますよ」

「その”本質的な部分”とは何か?」

と聞かれたので、

「それはTさんが一番よくわかっているはずです。
Tさんが今まで営業でやってきたことを
そのままネットでやればいいと思います」

と答えました。

というのも、Tさんはもともと
超大手企業で活躍していた
凄腕の営業マンなのです。

まだインターネットネットなど
なかった時代の話ですが、

高卒で小間使いのような仕事から始め、
やがて営業マンとして
難攻不落と言われた新規客を次々に開拓し、

小さな事業部を会社の稼ぎ頭となる
中核事業にまで育て上げた
経験を持っています。

いくら大手企業とはいえ
相当の営業力がなければ
そんなことはできませんし、

実際、Tさんの営業スタイルとか
何をどうやってきたかということは
本人からも周りの人たちからも聞いて
僕も学ばせていただきました。

で、こんなことを言うと
おこがましい限りですが、

Tさんのやってきたことは
ネットマーケティングで
僕らが今やっていることと
本質的には変わりないんですよね。

要は、見込客リストを作り
有望な顧客になりそうな会社にコンタクトし
相手が困っていることを聞き出しながら、
それを解決するオファーを考える。

で、まずはサンプルを使ってもらい
徐々に信頼関係を築きながら
取引規模や頻度を増やしていく。

だいぶはしょって言うとそんな感じですが、
これって、ネットで商品を売る時と
ほぼ同じではないですか?

なので、そう伝えたところ
「え?そうなの??」と
ちょっとびっくりしていました。

まぁ、もうおじいちゃんなので
無理もないかもしれませんw

ただ、これに似たような話は
他にも結構あって
ネット通販というものが
リアルのマーケティングや営業とは
別物だと勘違いしている人が
今だに少なくありません。

その結果、
YouTubeが良いと聞けばYouTubeに走り、
これからはインスタだと言われれば
安易にインスタを始めるなど、
情報に振り回されてしまうのです。

逆に言うと、
営業マンとして実績を上げて来た人は
そこに気づけばすぐにうまくいきやすい
とも言えます。

実際、僕の周りでネット関連の事業や
コピーライターとして成功している人は
もともと営業マンだった人が結構います。

なので、もしあなたが
営業をやって来た経験があるなら
その時にやっていたことを
思い出してみるといいかもしれませんね。

それでは、また。

昌子 幹

P.S.
念のために言っておきますが、
別に営業の経験があることが
コピーライターの必須条件ではありませんし、

営業の経験がなくても
うまくいっている人もたくさんいますからね。

 

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