あなたが作業中に取るアレ、のちのち最強のツールに

From:藤村紀和

 

私は作業をしていると、
すぐ頭の中でおしゃべりが始まってしまいます。

 

あぁ、これもやんなきゃ…
これ忘れないようにしとかないと…

色んな気づきが頭の中を駆け巡ります。

 

 

ついつい作業の要素を細かく分解する癖があるので、
あれもこれもが溢れ出てくるんですね(あなたはそういうことありませんか?)

 

そんななか忘れないために行っているのが、メモを取ることです。

 

 

メモってもともとは
英語の”memory”から来てるので、
憶え切れない内容を残しておくという
役割があります。

「書く」という作業は良いですね

メモは単なる備忘録ではなく、
実はゴールへ辿り着くための情報整理
としても使えます。

 

「あ、これどこかに書いたな」と、
後々気づけて探せる工夫も大事です。

 

 

僕自身もメモはよくします。

 

 

仕事のことで何から何まで
メモを取っている人が居ますが、
私はそういうことはしません。

 

自分に何かしら目的があって初めて、
それに役立つモノや閃きを記録しています。
現状ではあくまで補助としての活用です。

 

だから5W1Hは基本入れて使っています。

 

英雄と出会い、メモ魔になった彼

きっかけや目的があるとメモが有効に働きます。
しかも、メモはあなたの歴史になるんです。

 

「え?ただのメモなのに??」

そう思われたかもしれませんね。

 


でも書き残したメモから本になることは多いんですよ。

面白い最たる例を歴史から紹介します。

 

戦国時代の英雄・織田信長。
あなたはどんなイメージを持ちますか?

「冷酷で怖ーい!」
「うつけ者!」
「行動力の塊!」

 

彼の様々なエピソードを今僕たちが知れるのは、
その側近だった
“太田牛一”さんのおかげです。

 

彼は織田信長がまだ駆け出し大名の頃に、
弓の名手として傍に仕えたのがきっかけで
彼の行動を見るようになりました。

 

さすが信長さん、
奇抜なファッション!
発想も着眼点も異次元!

こうした珍しさが牛一さんを刺激したんでしょうね。
こんなことがあった、こうしていたなど紙に残すようになったんです。

 

 

さながら従軍記者ですね。

 

ところが信長さんは本能寺で…
そこは皆さんご存じのとおりです。

 

そしてメモが歴史になった瞬間

大好きな主君が亡くなり
ライフワークも止まってしまった牛一さん…

 

亡き主君の最期を追い
そして偉業を20年かけて残そうと
今まで記録したメモを棚卸しして書き上げたのが

かの「信長公記」だったのです。

 

これで私たち後世の人間が、
織田信長の偉業や生活を知ることが出来たんですね。

 

 

彼は長いこと文筆活動に励み、
関ケ原の戦いから10年後
84歳の頃まで書いたものが残っているんですよ。

 

人間50年の時代に84歳で現役とは、
今で言うと100歳超えて現役ライターしてる感じです。

 

目的で使途も変わる

もともとは覚え書きとして使ったメモも、
使う目的が変わった瞬間に使い方が変わり、
別の生き方をし始めるんです。

 

あの発明王・エジソンも、
レオナルド・ダ・ヴィンチが
膨大なメモを残したと聞きマネし始めて
残した数はなんと3,500冊!

 

 

発明に関する浮かんだアイデアだけでなく、
日常の生活やアメリカンジョークまで書かれているだとか。

 

あなたの商品開発メモも、
このように後世へ伝わるストーリーになるかもしれませんよ。

 

思い付きや直感で書いたメモの内容を清書するだけで、
ひとつの手引きや教材にすることも可能です。

 

頭のなかにある内容を外へ出すことで、
頭の中に余裕ができて再びアイデアが浮かぶんだそうです。

 

書く、見る、読むことで記憶への定着も高まりますし、
積極的なメモ取りはオススメですよ。

 

 

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