From:吉田知也
先週訪問した宮古島で、
どうしても食べてみたいものがありました。
沖縄の料理でずっと前から
気になっていたものがあります。
「ヤギ汁」です。
以前、NHKの新日本風土記で
見かけたあるシーンが
ずっと頭に残っていました。
沖縄のある家族が
お祝い事があると
ヤギ汁を作って振る舞う、
というのをやってたのですが
そこの子供たちはみんな
「クセがあるから」といって
ヤギ汁を食べてなかったんです。
そんなにクセがあるのなら
ぜひ食べてみたい(笑)。
合宿メンバーに声をかけたのですが
「クセがありそうだから」と
半数以上が辞退。
やむなく、有志3名で
ヤギ専門店に突入しました。
店内にヤギの置物がある
可愛い店です。
「おばぁのヤギ汁」という、
まさに現地の人が食べてる
そのまんまのメニューがあったので
勇気を出して注文。
オリオンビールを飲みながら
待つことしばし、
数年来の憧れである
ヤギ汁がきました。
ワクワクとドキドキが
入り混じった気持ちで、
さっそくいただきます。
肉は確かに独特のクセがありますが、
上に乗ってるヨモギの一種、
フーチバーがさわやかな苦味で
けっこうスルッと食べられます。
ショウガを入れると
さらにいい感じ。
ただ、後味は若干
口に残る感じがありました。
苦手な人が多いというのも
理解できる味です(笑)。
さて、ここからが本題です。
いまやネットで
誰かが発信した2次情報は
いくらでも手に入ります。
参加メンバーの数名は
ヤギを食べたことないのに
「クセがありそうだから」
という理由で辞退しました。
でも、実際に食べてみないと
本当にクセがあるかどうかは
分かりませんよね。
ぼくが何を言いたいかと言うと、
「何事もちゃんと自分の目で確かめろ」
ということです。
リサーチすること、そして可能なら
自らそれを経験をしてみることが
何よりその対象を
知ることにつながります。
今のところヤギ料理専門店からの
セールスライティングの
依頼はありませんが(笑)、
もし仮にそういうことがあるとしたら
自分の舌で体験してみるべきです。
こうして
自分の目で直接確かめたり
実際に体験してみることが
生きた言葉につながります。
また、好奇心をもって何事も
自分でチャレンジしてみることは
すべてライティングにつながります。
別にヤギを食べろっていう
わけではないですが(笑)、
宮古島でヤギを食べながら
そんなことを思ったのでした。
いずれにせよ、
ぼくはおいしいと思いましたし
本気のヤギ汁が食べられて
大満足でした(^ ^)。
沖縄に来たら
食べたい味が
ひとつ増えました。
p.s.
冒頭の写真に写っているヤギは、
ヤギ汁でいただいたヤギとは
別なヤギです、念の為(^ ^;)