from: 藤村紀和
あなたは、絵心ってありますか?
僕はとにかく絵を描くのが苦手で、「画伯」のレベルなんですが汗
それでも以前、知合いの方から絵を描くコツを1dayで習ったことがあります。
棒人間って○と線で表現するやつです。
それがやっぱりコツってあるんですね!
なんとなく形になって、書けたという達成感を感じたものでした。
でも、それだけ上手に絵を描く人でも、
イマイチ納得ができないこともあるんだそうです。
その方は以前、
「有名人の似顔絵を複数書く」
という依頼を貰ったそうなんですね。
おおよそは書き上げていけたんですが、
どうしても一人だけ頑張っても上手く書けなかったんですって。
イラストの似顔絵は、
線の太さや長さ、書く角度によって、
全体を見たときの印象がガラッと変わります。
「目が違うのかな」
「この線が太いのかな」
「ここの線を2㎜短くしてみようか」
と微調整をしていきました。
少し手を加えるだけで全くの別人に見えてしまったり、
また逆にとても似てきたりします。
色々手を変え品を変え、
似るようにトライし続けた結果、、、
「えぇーーーい!」
と書いていた紙を丸めて、ポイ。
どうしても描けず、余りに煮詰まってしまい捨ててしまったのです。
そして時間を置いて一から書き始め…
あ~ら不思議、キレイに書けてしまいました。
既にあるものの改善をしていくのは、
それ以上の出来映えをつくることが難しいです。
なぜなら、既に枠が決まってしまっているから。
だから、
根本的にガラッと変えることはできないか?
という視点も欲しくなります。
あなたが書いたそのレターも、
何かおかしい・ピンとこないと感じても…
そのまま手を変え品を変えて改善していませんか?
こんなときはゼロから再度つくりましょう。
企画書もレターも一回「ダメ」となったら、
御破産してイチから新たに作った方がいいんです。
今までのモノは、材料として使えばいいんです。
ほら、クルマだってパーツ取りするじゃないですか?
某メガバンクも合併前の銀行システムを寄せ集めて改修してるせいか、システム障害がやたら出てますよね。
ユーザーに迷惑がかかります。
ましてお金に関わることですから、そんな事があってはならないのに。
書いたレターはそこまで緊急事態にはならないと思いますが、
せっかく書いて提供するのであれば、
今までのモノを捨てきる決断も必要です。
なぜなら、その目的は
「成果を出すレターを書く」のであって、
「クライアントの成果に貢献する」ことであって、
そのための手段は問わないんですからね。
成果を出すには、捨てる勇気も必要なんじゃないかと…
あなたはどう思いますか??