水引

 

From長田 真毅

 

先週、引っ越した時の話をしましたが、実は前に住んでた土地に妹夫婦が新しく家を建てるんですね。

先日ちょっと様子を見に行ったのですが、もう家は取り壊されていました。

「あんなボロい家なんて」と思っていましたが、いざ無くなるとちょっと寂しいものですね。

更地になったので、次に地鎮祭を行うことになったのですが、新築祝いを兼ねてその費用(玉串料)を僕が出すことになったんです。

お金を裸で神主さんに渡す訳にはいかないので、当然なにか袋などに入れて当日渡す訳ですが、住宅メーカーの担当さんから来た連絡は、以下のような文章でした。

“当日***時より○○神社に依頼しました。
竹、砂、お供え物、祈祷合わせて*****円ご用意ください。
水引の封筒をご用意いただき、玉串料と書いて地鎮祭が終わりましたら神主様にお渡しください。宜しくお願い致します。”
(できる限り原文ママ)

僕としては、とりあえずお金とご祝儀袋があればいいのかなと思っていたので、特に深く考えず水引のついているご祝儀袋を買ったんですよ。

そうして準備していたのですが、地鎮祭の前日、たまたまご祝儀袋をみた祖母から
「おまえ、そのご祝儀袋で大丈夫なのかい?水引が蝶結びでないようだけど、、、」と言われました。

水引にそんな種類があるなんて知らなかったので、「え?」ってなるじゃないですか?

それで調べてみたんですけど、どうやら水引には
・結び切り(真結びなどのほどけないやつ、1回だけでいいもの(結婚とか)に使う)
・あわじ結び(結び切りの一種と言われていたり、そうでないと言われていたりちょっと凝った結び方)
・蝶結び(何回あってもうれしいものに使う)
などの種類があったみたいです。

その中で、僕が買ったのはあわじ結びのものでした。

地域にもよりますが、どうやら新築祝いでは蝶結びがスタンダードだったみたいです。

とりあえず買い直して事なきを得ましたが、いやー失敗してしまいました💦
(あわじ結びも使えなくはなかったんですけどね)

 

ここでライター目線で思ったのは、住宅メーカーの担当さんの連絡です。
「水引」としか書かれていませんよね?

もしかしたら、担当さん的には「水引」と言えば伝わるものと思っていた、もしくは「地鎮祭の時の水引はこれしかないよね」という考えがあったのかもしれません。

でも、僕たちはそんなにご祝儀袋を使う機会なんてありませんし、素人なんで水引にそんなに種類があるなんて知らなかったんですよ。(教養がないと言われればそれまでなんですが、、、)

もし間違った水引を使っていたら、妹夫婦に恥ずかしい思いをさせるところでした(^_^;)

 

こういった、教える(書く)側が知っていて、教えてもらう(読む)側が知らないことってセールスレターやコンテンツ記事を書く時もたくさんありますよね?

例えば専門用語なんかもそうですし、商品の特徴や仕様(使い方)なんかもそうです。

言わないと分からないことってたくさんあります。

大事なのは、そういった情報を読む側のレベルに合わせてあげること。

専門家には専門用語の解説をする必要がありませんが、逆に素人の人には専門用語の意味を教えてあげる必要があるかもしれません。

そういった配慮が文章にもあると、もっと読まれる文章になるかもしれませんね。

あなたの書いた文章は、きちんとペルソナに読まれるような文章になっていますか?

 

本日も最後までお読みいただき
本当にありがとうございました!

 

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